ズーリック・クラシック

2006年4月27-30日   ★★★1/2

ルイジアナ州ニュー・オーリンズ、イングリッシュ・ターン・ゴルフ&カントリー・クラブ

昨年イングリッシュ・ターンからTPCオブ・ルイジアナに代わったズーリック・クラシック、今年はまたイングリッシュ・ターンに帰ってきた。昨年のハリケーン・カトリーナとなんか関係があるのかどうか。

さてゲームの方は、3日目を終わって12アンダーで首位はクリス・カウチ、11アンダーでチャールズ・ハウエル3世とジョー・デュラン、10アンダーでキャメロン・ベックマンとディーン・ウィルソンが続く。

3日目は風が強く、誰もがスコア・メイクに苦しんだのだが、最終日は打って変わって風が止み、しかも夜半の雨のおかげでグリーンがソフトになったおかげで、アイアン・ショットは結構皆デッドにピンを狙い、しかもボールがピン周りにぴたりと止まる。おかげでロウ・スコアが続出した。

それでも勝負はカウチとハウエルの二人が抜け出し、それにこの日10アンダー62のベスト・スコアを叩き出したフレッド・ファンクが追いすがる。しかしファンクは16番パー4で必要のないボギーを叩いてしまい、結局通算18アンダーでレギュレイションを終える。

20アンダーまでスコアを伸ばし、まったく崩れる素振りを見せないカウチの初優勝の可能性はかなり高そうに見えたが、17番パー3でティ・ショットをバンカーに打ち込み、ボギーで一つ後退して19アンダー。まだファンクとハウエルにクッションが一つあったが、18番パー4の第2打はグリーン・オーヴァーしてまたバンカーの、しかも奥側に捕まってしまう。スタンスのとれない第3打はグリーンに届かず、勝負はカウチとファンク、もしかしたらそれにハウエルを加えて3人でのプレイオフと思われた。

しかしカウチはラフからの難しい下りの25フィートの第3打を強引に沈め、プレイオフを待たずして自力初優勝を決めた。カウチって実は、今FOXで放送中の「アメリカン・アイドル」で、ちょっとギャグっぽいテイラーに似てるんだよなと思いながら見てたので、最後のドラマティック・フィニッシュは意外で効果的だった。もちろんそう思いながら見ていたのは私くらいだと思うが。ファンクとハウエルが18アンダーで2位、15アンダー4位にはスチュアート・アップルビー、ブレット・ウェターリク、デュランの3人が入った。どっちかっつうとファンクを応援しながら見ていたのだが、ま、次の機会がある。しかし、16番のボギーがなければなあ。



 
 
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