USバンク・チャンピオンシップ

2006年7月27-30日   ★★1/2

ウィスコンシン州ミルウォーキー、ブラウン・ディア・パーク・ゴルフ・コース

昨年、ベン・クレインが初日からワイヤー・トゥ・ワイヤーで首位を譲らず勝ったUSバンク、今年はまったく同じことを、久しぶりに勝ったコーリー・ペイヴンが繰り返した。とにかくペイヴンが勝ったのを見たのは久しぶり。もしかしたらいつぞやのシネコック・ヒルズの全米以来じゃないのかと思ったが、そんなことはなく、96年のコロニアル以来だそうだが、いずれにしても大いに久しぶりの勝利には違いない。

ペイヴンは初日、フロント・ナインを8アンダー26で回るというレコードを樹立する。USバンクのブラウン・ディア・パークはパー70で、フロント・ナインにパー3が三つあるためパーはアウト34、インが36だ。パー72の普通のコースなら8アンダーなら28になるところが26という数字になったわけだが、それでも大記録には変わりない。ペイヴンはバック・ナインを1アンダー35で回り、初日の記録は通算9アンダー61。

結局ペイヴンはその後首位を一度も譲らなかったわけだが、それでもおびやかされなかったわけではなく、特に地元のジェリー・ケリーにはもうちょっとのところで追いつかれそうだった。最終日、ペイヴンはバック・ナインをすべてパーで上がったのだが、ケリーのミドル・レンジのバーディ・パットがことごとくという感じで外れまくり、ペイヴンの8番パー4の175ヤードの第2打が直接カップ・インするイーグルじゃなかったら、勝負はケリーのものだったろう。それでも勝負の女神はペイヴンに微笑んだ。最終スコアはペイヴン20アンダー、ケリー18アンダー、ジェフ・スルマンが17アンダーで3位、D. J. トラハンとフランク・リックライターが15アンダーで4位に並んだ。



 
 
inserted by FC2 system