HSBCチャンピオンズ

2006年11月9-12日   ★★★

中国、上海、シシャン (余山)・インターナショナル・ゴルフ・クラブ

米ツアーは先週のツアー・チャンピオンシップで終わってしまい、シリー・シーズンに入ってしまって、今週末の、ゴルファーがペアを組んでのシュートアウトなんて時間潰しまで見ようという気にはやはりなれない。それでタイガー・ウッズがストローク・プレイでの連勝記録を伸ばすかが注目された、EPGAのHSBCチャンピオンズを見ることにする。3大ネットワークでは中継されないが、こういう時は本当にゴルフ・チャンネルの存在はありがたい。それにしてもEPGAはこれが今季最初のトーナメントということで、なぜ11月からシーズンが始まるのかよくわからない。

そのHSBC、3日目を終わって首位は、12アンダーのレティーフ・グーセン。11アンダーでヨン-エン・ヤン、10アンダーでジョティ・ランドハラ、9アンダー、マーク・ウォレン、7アンダーでやっとポール・ケイシー、フランチェスコ・モリナリと共にウッズの名が見えるが、安定感では定評のあるグーセンから5打差をひっくり返すのは無理か。

と思ったら最終日、そのグーセンが伸び悩んでいる間をするすると抜いていったのはヤン。16アンダーまでスコアを伸ばしたヤンは、他のゴルファーが伸び悩んだため、ほとんどバック・ナインに入って早々で勝負を決めた感があった。とはいえそのヤン、最後の最後で16番パー4、17番パー3で連続ボギーを叩き14アンダーまで後退、18番パー5は池越えになるため、ミス・ショットが一つあれば、その時12アンダーでレギュレイションを終えていたウッズにもしかしたらチャンスはあるかと思わせる。

しかしヤンは、3オン2パットで手堅くこのホールをまとめ、HSBCを制した。2位がウッズ、11アンダー3位がグーセンとマイケル・キャンベル、10アンダー5位がウォレンだった。ウッズのストローク・プレイ・トーナメントの連勝記録はこれで途切れたわけだが、しかしこれはEPGAであるわけだし、きっとアメリカに戻ってきて通常のツアーでまた勝てば、まだ連勝記録は続いているなんて言い出す輩がいるに違いない。これでウッズはHSBC、昨年に続いて2位、しかし、とすれば来週のダンロップ・フェニックスも昨年に続いて優勝ということになるか。




 
 
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