フェデックス・セント・ジュード・クラシック

2006年5月25-28日   ★★1/2

テネシー州メンフィス、TPCアット・サウスウインド

予想以上に乾いたコンディションで固く、速いグリーンになってしまった影響もあり、通常のツアーにしてはかなりスコアが伸びないという展開の今回のセント・ジュード、3日目を終わって7アンダーで首位は先週のコロニアル優勝のティム・ヘロンとトム・パーニスJr.。1打差6アンダーにクリス・コックス、5アンダーでジェイ・デルシングとジョン・クックが続く。

ツアーでバック・トゥ・バックで優勝するなんて、今年フィル・ミッケルソンがベルサウスとマスターズで記録しているとはいえ、めったに出る記録ではない。しかもヘロンなんて先週数年ぶりで優勝したゴルファーが2週連続優勝か、これは面白いかもと思っていたのだが、ヘロンは残念ながら途中で全英並みのラフにティ・ショットを打ち込んでダブル・ボギー、さらに14番パー3でも池に打ち込むなどして沈んでいく。

その合間に16番パー5でイーグルをとって8アンダーとなり、いきなり単独首位に立ったのがジェフ・マガート。マガートは17番パー4でもバーディをとって9アンダーとなり、その時点で後続に3打差をつけてほぼ勝負を決める。結局マガートは9アンダーで優勝、6アンダーで2位がパーニス、4アンダー3位にクックとコックス、3アンダー5位に丸山大輔、ザック・ジョンソン、ブレイニー・ベアード、デルシングが入った。マガートは99年のマッチ・プレイ以来の優勝だそうだが、それよりも驚いたのが、これでやっとツアー3勝目ということ。90年代の一時期のマガートはプレイするたんびに優勝に絡んでいたという印象があったから、まだ3勝しかしていないというこっちの方に驚いた。 



 
 
inserted by FC2 system