ドイツ・バンク・チャンピオンシップ

2006年9月1-4日   ★★★

マサチューセッツ州ノートン、TPCオブ・ボストン

昨年、一昨年同様、タイガー・ウッズが初日首位に立つ。昨年、一昨年は6アンダー65だったが、今回は5アンダー66というのが唯一の違いだ。そしてまた2日目1オーヴァー72というオーヴァー・パー・プレイなのも、これまた昨年と同じ。そして3日目、10アンダー61という驚異的なスコアで首位に立ったのはヴィージェイ・シング。結局3日目を終わって首位は11アンダーのシング、3打差8アンダーでウッズとジャスティン・ローズ、5打差6アンダーでショーン・ミキールとJ. J. ヘンリーが続く。最終日にシングがリードして3打差でウッズという、一昨年のドイツ・バンクとまったく同じような展開となった。

しかし今回は、最終日、ウッズが2番パー5でイーグルを奪ってシングと1打差、続く3番パー3でバーディを奪い、二人は11アンダーで並ぶ。他のゴルファーはどんどん後退していったため、この時点で勝負は二人のマッチ・プレイになった。そしてウッズは5番パー4でバーディを奪い、12アンダーとなって単独首位に返り咲き、7番パー5でもイーグルを奪って14アンダーになった後は、常にシングに2打差以上をつけてうっちゃった。ウッズはこの日8アンダー63で回り、最終スコアはウッズ16アンダー、シング14アンダーで、シングに6打差の8アンダー3位にはブライアン・ベイトマン、7アンダー4位にローズとロバート・アレンビー、6アンダー6位にヘンリーが入った。

ウッズはこれで通算53勝、今季ツアー5連勝で、自身の持つ連勝記録の6まであと一つとなった。ツアー記録の1945年のバイロン・ネルソンの11連勝はまだ見えて来ないが、しかし、5連勝だって今後いったい誰が達成可能やら。だいたい、連勝記録なんて50年代以降はウッズが99年から2000年にかけて6連勝するまで、4連勝すら達成した者はいなかったのだ。さて、ウッズは今季いったいあと、どれとどれに出るのか。



 
 
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