バンク・オブ・アメリカ・コロニアル

2006年5月18-21日   ★★★

テキサス州フォート・ワース、コロニアル・カントリー・クラブ

3日目終了時点で10アンダーで首位はティム・ヘロンとロッド・パンプリング。9アンダーでネイサン・グリーン、リチャード・ジョンソン、ピーター・ロナードが続く。最終日はヘロンとパンプリングが順調にスコアを伸ばし、勝負はこの二人に絞られたかと思えた。

しかし二人とも13アンダーで迎えた15番パー4でパンプリングの第2打はグリーンを大きく右にそれてほとんど垣根の下へ。リリーフ・ドロップを得られずバック・スイングができない位置から打ったショットはほとんどグリーン・オーヴァーしてもうちょっとで池に落ちるところまで転がってしまい、結局このホール、ダブル・ボギーでヘロン13アンダー、パンプリング11アンダーと2打差。しかしヘロンは16番パー3をボギーで12アンダー。そしてこの二人に追いついたのが前のホールをプレイ中のジョンソンで、ジョンソンは17番パー4、18番パー4を連続バーディで上がり、12アンダーとなってヘロンに追いつく。結局パンプリングは18番もボギーでスコアを縮められず、ヘロンは一方、17番、18番と外し頃の10フィートのパー・パットを両方とも沈めて、12アンダーのジョンソンとヘロンとのプレイオフとなった。

18番でのプレイオフは、ヘロンが350ヤードと特大のドライヴでカップまで80ヤードという位置にいながらチャンスを生かせず、結局ヘロン、ジョンソンの二人ともパーで上がる。続く17番では、第2打をカップまで10フィートにつけたヘロンがバーディ・パットを沈めて、先にパーで上がっていたジョンソンをうっちゃって99年のベイ・ヒル招待以来7年ぶりのツアー3勝目。ヘロンは特にレギュレイションでの17番、18番で連続してクラッチ・パットを決めたのが大きかった。パンプリングが10アンダーで3位、9アンダー4位にグリーン、ロナード、スティーヴン・エイムス、ベン・クレイン、ブレット・クイグリー、アーロン・オーバーホルザー、スチュワート・シンクら7人が入った。



 
 
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