シアリス・ウエスタン・オープン

2006年7月6-9日   ★★★

イリノイ州レモン、コッグ・ヒル・ゴルフ&カントリー・クラブ

3日目を終わって11アンダーで首位はヴィージェイ・シング、9アンダー2位にカール・ピーターソン、マシュウ・ゴギン、スチュワート・シンク、トレヴァー・イメルマン、ジョー・オグルヴィの5人、その下8アンダー7位にタイガー・ウッズ、ジム・フューリック、スコット・グッチェウスキの3人がいる。ウッズは初日1オーヴァー72で、まだ本調子じゃないのか、まさかまた予選落ちなんていうんじゃないだろうなと思わせといて、3日目終了時点ではリーダーボードに名前が載るまで挽回してきた。やはりこの男が追い上げないと勝負が盛り上がらない。

ところでウエスタン・オープンを中継しているABCは、サッカーのワールド・カップも中継している。その決勝は、ウエスタン・オープンと完全に重なった。そのためABCがどうしたかというと、日曜午後1時からゴルフ、2時にサッカーに切り替わり、4時からまたゴルフという変則スケジュールで挑んだ。そしたらフランス-イタリアの決勝は延長にもつれ込み、急遽姉妹チャンネルのESPNでゴルフを中継しますというテロップが流れるが、ここまで来て結末を見ないでゴルフに移れるわけがない。結局イタリアがPK戦を制してサッカー中継が終わったのが5時前。今回のウエスタン・オープン最終日は最後の1時間を見たのみだった。

中継がABCに戻ってきた時点で、既に最終パーティは13番を終えている。その時の首位はイメルマンで11アンダー、1打差でウッズとゴギンが続く。イメルマンは15番パー5でバーディを奪って12アンダー。ウッズは16番パー4でバーディをとって11アンダーとまだ1打差になるが、直後のパーティのイメルマンはここでもまたバーディを奪い、13アンダーとまたウッズに2打差つける。イメルマンは17番パー4でボギーを叩くも、最終18番パー4でバーディを奪い返し、また13アンダーとなって、11アンダーのウッズとゴギンに2打差をつけてツアー初優勝。イメルマンは今季のワコヴィアでほとんど手中にしていた優勝を逃し、バイロン・ネルソンでもあと僅かの位置におり、先週も優勝に絡んでいたから、この辺での優勝は妥当なところか。それよりもウッズがやっと復活してきたようで、ほっと一息。9アンダー3位には、ティム・クラーク、スティーヴン・リーニー、フューリック、シンク、シング、ピーターソンの6人が並んだ。



 
 
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