カナディアン・オープン

2006年9月7-10日   ★★1/2

カナダ、オンタリオ、ハミルトン・ゴルフ&カントリー・クラブ

これまでのトーナメント・スポンサーのベルが撤退、冠スポンサーなしのトーナメントとなったカナディアン・オープン、伝統という点ではほとんどツアーでも一、二を争う古さなんだが、近年はあまり注目されていない。アメリカで特にカナディアン・オープンが注目されないのは、中継がテニスのUSオープンに重なるからではという気が大いにする。

今年は私の方もちょうどカナディアン・オープンに重なってヴァケイションをとったため、実はゴルフは3日目と最終日だけ録画しておいて、帰ってきてからそれを見て書いている。ロンドンに行っていたのだが、もしかして向こうで結果を先に知ったりしたらという一抹の危惧を憂えていたが、ロンドンではゴルフはEPGAのことだけで、PGAのPの字も報道されなかった。考えたらアメリカのネットワークのスポーツ・ニューズでもEPGAの結果なんてまったく報道されないから、これは当然だ。しかしヒースロー空港ではタイガー・ウッズのでかいポスターとかがあったりした。そう思いながら夜、ホテルでスポーツ・ニューズを見ていたら、テニスのUSオープンの話題になって (こいつはちゃんと報道されていた)、その決勝のフェデラーとロディックの試合を見物しているウッズを何度も映していた。やはり彼は彼の地でもスーパースターのようだ。

というわけで自宅に戻ってきてから見たカナディアン・オープン、3日目を終わって首位は英国のジャスティン・ローズだったのだが、最終日に後退、代わってフロント・ナインで首位に立ったジム・フューリックが、後半も危なげないゴルフで逃げ切った。フューリックの優勝スコアは14アンダー、1打差13アンダーにバート・ブライアント、12アンダー3位にショーン・オヘア、11アンダー4位にブレット・クイグリーが入った。

ところでロンドンでもスターのウッズは、私と入れ替わりに英国に渡り、EPGAのHSBCマッチ・プレイ・チャンピオンシップスに出場していたのだが、1回戦でショーン・ミキールに4&3で破れた。ここんとこ負けなしのウッズといえども、マッチ・プレイは1ラウンド1ラウンドが勝負。少しのミスも許されない。ウッズはそのままライダー・カップに挑むわけだが、なぜだかチーム・プレイにおけるマッチ・プレイでは負けが込むウッズ、ちょっと不安になったりする。ライダー・カップは英国のTVでもばんばん宣伝しており、注目度はかなり高いことが窺われた。今年も期待しよう。



 
 
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