ベルサウス・クラシック

2006年3月30日-4月2日   ★★1/2

ジョージア州ドゥルース、TPCアット・シュガーローフ

ディフェンディング・チャンプのフィル・ミッケルソンが好調、いきなり初日、コース・レコード・タイの9アンダー63で首位に立つ。ミッケルソンはその後も順調で、2日目7アンダー65、その時点で既に16アンダーとなって、10アンダーで2位のJ. J. ヘンリーに6打差をつけ、あらかた勝負の帰趨を決めてしまう。さらにミッケルソンは3日目、16番パー3でボギーを叩くまでは24アンダーまでスコアを伸ばしており、この分だとまたコース・レコード・タイという可能性は非常に高かった。

結局ミッケルソンは18番パー5で2度ボールを池に落とし、ダブル・ボギーとなって、この日5アンダー67、通算21アンダーまで後退したのだが、一時は後続に12打差という大差をつけていた。結局3日目を終わってミッケルソンの下には、8打差13アンダーで2位にザック・ジョンソンとジョナサン・バード、12アンダー4位にホゼ・マリア・オラハボルが続く。こうなったら最終日はミッケルソンの72ホールのロウ・スコア記録とか、2位への最多ストローク差だとか、その辺りの記録を見せてもらいたい。

とはいえミッケルソンは時々勝手に出入りの激しい独り相撲をとるからなあと思っていたのだが、今回のミッケルソンは最終日も順調にスコアを伸ばす。リーチャブルの13番パー4や、それまでバーディがとれなかった18番パー5で2個のイーグルを奪うなど、この日も7アンダー65、通算28アンダーの文句なしの圧勝。15アンダーで2位のオラハボルとジョンソンに13打差をつけた。これは2位につけたストローク数では、2000年のペブル・ビーチの全米でタイガー・ウッズが優勝した時の15打差には2打およばなかったが、一つのコースで行われる72ホールのアンダー・パー・スコア記録では、98年のハワイアン・オープンでジョン・ヒューストンが打ち立てた記録に並んだ。14アンダー4位にはヘンリーとレティーフ・グーセン、12アンダー6位にバードが入った。さて、ベルサウス連覇のミッケルソン、その勢いをマスターズに持ち越せるか。



 
 
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