New York Yankees vs Los Angeles Angels

ニューヨーク・ヤンキース vs ロサンゼルス・エンジェルス

2018年5月27日  ニューヨーク、ヤンキース・スタジアム

実は特にベイスボールのファンというわけではない我々夫婦は、ニューヨーク/ニュージャージーに住んでいながら、ほとんどヤンキースもメッツのゲームも見たことがない。これがテニスなら毎年USオープンを観戦しにフラッシング・メドウに足を運ぶし、ついでにその向かいにあるメッツの本拠地シティ・フィールド (元シェイ・スタジアム) も目にするが、目にはしても中に入ったことは一度もない。 

 

ヤンキースのゲームも、一度だけナイターを見たことがあるだけで、松井もイチローも実際にプレイしているのを見たことは一度もない。松井本人はいつぞやの日系のチャリティ・パーティで至近距離で目にしたことはあり、上背はともかく、背広の上からでもわかるあの筋肉はすげえなとは思ったが、しかし悪いけどゲームを見たことはない。 

 

ところが今回、うちの女房のオフィス経由で、ヤンキースの田中とエンジェルスの大谷が初めて顔を合わせて投げ合うゲームのチケットがディスカウント価格で手に入りますよというお知らせが来たので、それならと重い腰を上げる。 

 

なんせ近くのフリーウェイを通りながら何度も目にしたことはあっても、実際に来たのは前述のヤンキースのゲームを見に知人にクルマで連れられて来た時以来なので、正直行き方もよくわからない。ニューヨークだしサブウェイで行こうということになったのだが、この時期、サブウェイは週末はあらゆるところで工事中で臨時の路線変更があり、結局何度か乗り換えせざるを得ず、その上初めての場所のこととて、予習してスマフォの路線マップを片手に乗っていたのに、降りる駅を間違えて一駅乗り過ごした。 

 

近いのは間違いないと次の駅から徒歩で引き返し、スタジアムに着いた時には既に試合開始時間から1時間近く経っていた。慌てて中に入ると、ちょうど田中に対して大谷が2度目の打席に入るところで、大谷は四球で出塁していた。その後外野三塁側二階席の自分たちの席に移動してゲームを観戦。本当なら田中と大谷の投げ合いの予定だったが、結局それは実現せず、大谷は打者として田中と対戦するに留まった。 

 

結局この日の日日対決は田中が3打席2三振1四球と大谷を抑え、先輩の意地を見せ、ゲームもヤンキースが3対1で勝った。結構日本人観客も多く、帰り際、我々夫婦の前を歩いていた若い日本人男性は、たぶん我々同様初めてスタジアムに来たと思われる同年代っぽい若い男性相手に、生のゲームのよさを興奮気味に力説していた。そこまでいい試合だったかはともかく、確かにスポーツを生で見る面白さというのはあるよなと、その点には同意する。 



 

 

 





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