今季最終戦、3日目を終わって10アンダーで首位はパトリック・リードとジョン・ハー、9アンダーにザック・ジョンソン、ボブ・エステス、ジョーダン・スピースが続く。
最終日はリードが好調を維持、一時後続に3打差つける。しかし16番パー3でボギーを叩いた時点でスピース、ハーと共に14アンダーで並ぶ。しかしハーは17番パー4、18番パー4と連続ボギーで脱落、勝負は14アンダーのリードとスピースのプレイオフになった。
18番でのプレイオフはスピースがティ・ショットを引っかけて左の林の中へ。第2打はフェアウェイに出すだけで第3打もグリーン奥カップまで30フィート。しかしスピースはこのパットを根性で沈める。一方のリードは6フィートの下りのバーディ・パットを右に外し、パー。9分9厘リードが勝ったと思ったものがプレイオフ2ホール目へ。
10番パー4で今度はフェアウェイをキープしたスピースに対し、リードがもう少しでOBの右ダートに打ち込む。リードは念の為にプロヴィジョナルまで打っていた。スピースの第2打はカップまで12フィート。しかし絶体絶命のリードの第2打はカップまで6フィートのスーパーショット。スピースのパットは僅かに右に逸れ、リードは6フィートを沈めてツアー初優勝。最後の20分間はどっちが勝ってもおかしくない展開だった。
ブライアン・ハーマンとハーが12アンダー3位、11アンダー5位にジョンソン、マット・ジョーンズ、マット・エヴリーの3人が入った。ところでリードのキャディは奥さんが務めていた。かつてのスティーヴ・ストリッカーみたいだ。