プレイオフ直前の今季最終戦、初日から3日目までワイヤー・トゥ・ワイヤーで首位を走るのはアージュン・アトヴァル。3日目終了時点で17アンダーと、14アンダーで2位のスコット・マッカロン,スコット・パーシー、ルーカス・グローヴァーに3打差。その下13アンダーには6人が並ぶなど、最終日、アトヴァルが安定していれば優勝は堅いが、崩れれば誰が来るかまったく予断を許さない。


その最終日、アトヴァルは崩れるわけではないが、スコアをかなり伸ばしたわけではなく、入れ替わり立ち替わり上位に絡むゴルファーが、目まぐるしく変わる。ジャスティン・レナードやデイヴィッド・トムズが後半猛追して首位に並ぶが、レナードは18番パー4でボギーで18アンダーでレギュレイションを終える。逆にトムズはその18番でバーディで19アンダーとなり、最終組のアトヴァルを待つ。


アトヴァルは16番パー3でバーディを奪ってただ一人20アンダーとなって、そのまま18番へ。その第2打はグリーンを大きく超えて転がり、フェンスに当たって止まらなければグリーンを20ヤードはオーヴァーしたに違いない。そこからのチップはカップまで7フィートを残すが、アトヴァルは慎重にこれを沈め、ツアー初優勝。インド生まれのゴルファーとしては史上初、出場枠を賭けた予選を通過して月曜に出場が決まった予選通過ゴルファーが勝ったのも20何年振りという快挙。20アンダー、アトヴァル、19アンダー、トムズの下は18アンダーにレナード、ジョン・メリンジャー、マイケル・シム、ジョン・ロリンズの4人が、17アンダー7位にグローヴァーが入った。LPGAでは宮里藍が混戦のセイフウェイ・クラシックを制して今季5勝目。








 

ウィンダム・チャンピオンシップ   ★★★

2010年8月19日-8月22日、ノース・カロライナ州グリーンズボロ

セジフィールド・カントリー・クラブ

 
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