初日のリードは62を出したデイヴィス・ラヴ3世、2日目に首位に立ったのはフィル・ミッケルソンと、順当に力のあるゴルファーが交互に首位に立つが、この二人、初日、2日目中は調子いいが、週末にスコアを伸ばせないというのを近年ずっと見ているような気がする。今回もまったくそうで、結局3日目に首位をジャスティン・レナードに譲った後は、二人共結局優勝には絡まずに終わった。


最終日は16アンダーで首位を走るレナードを、キャメロン・ベックマンとツアー未勝利のヒース・スローカムが追うという展開。レナードはそれほど調子はよくないが、要所要所のクラッチ・パットを決め、フロント9をすべてパーで回る。しかし13番パー4、14番パー3で連続してボギーを叩き、スローカムがこのトーナメントで初めて、15アンダーでついに首位に立つ。しかしスローカムは16番パー4でダブル・ボギーを叩いて13アンダーとなり、またレナードが首位に浮上する。レナードはここからは踏ん張って、この日2オーヴァー73というスコアながら、通算14アンダーで久し振りの優勝を手にした。結局スローカムは13アンダーで2位、3位には最後の最後に連続バーディで沸かしたミッケルソンが12アンダーで入った。4位は11アンダーのバーンハルト・ランガーで、ラヴは結局10アンダーで、ビリー・メイフェア、スコット・ヴァープランクと共に5位タイ。ベックマンは13番パー4でのトリプル・ボギー7が効いて、この日78を叩き、通算6アンダーと完全に視界から姿を消した。







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ワールドコム・クラシック

2002年4月18-21日   ★★1/2

サウス・カロライナ州ヒルトン・ヘッド・アイランド、ハーバー・タウン・ゴルフ・リンクス

 
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