MCIヘリテイジが今年からワールドコム・クラシックと改名。しかしゴルフ・コースは従来通りのヒルトン・ヘッドのハーバー・タウン・ゴルフ・リンクスである。勝負の方は、3日目を終わった時点でヴィージェイ・シングが13アンダーで、11アンダーで2位のビリー・メイフェアとアルゼンチンのホセ・コセレスに2打差をつける。そのままシングが逃げ切るかと思われたが、最終日シングが調子がよくなく、スコアを伸ばせない。池ぽちゃやら何やらで逆にスコアを落としてしまう。しかしそれに合わせるように、メイフェアもOBを叩き、コセレスもショート・パットを外したりバンカーから出せなかったりで、シングと一緒にずるずると後退する。おかげで、この3人の誰かで決まると思われたのに、バック9に入って一挙に10人くらいが10アンダー前後で並んでしまい、誰が優勝するかまったくわからなくなってしまった。


結局、レギュレイションが終わった時点でトップはメイフェアとコセレスの11アンダーで、この二人のプレイオフとなった。シングはこの日3オーヴァーの74で、10アンダーまで後退した。プレイオフは二人とも18番パー4、17番パー3をパーで上がり、その時点で日没順延。勝負は月曜朝9時からに持ち越しとなった。


そしたら私は月曜日、VCRのタイマーをセットするのを忘れて仕事に行ってしまい、結局この勝負の結果は夜のスポーツ・ニュースで見たのであった。そしたらコセレスが2フィートの優勝パットを外してまたまた次ホールにもつれ込んでしまい、そのショックを受けたか18番で沼地にほとんどボールを落とすが、しかし勝負は決まったかと思われたそこから奇跡的なリカヴァリー・ショットを見せ、ボギーを叩いたメイフェアをうっちゃってツアー初優勝したということを知った。結構最後の最後は面白かったみたいじゃないか。ああ、日曜の夜に、翌朝VCRをセットするのを忘れないようにしなくちゃと思ったのに‥‥そういう時に限って面白いことが起こる。







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ワールドコム・クラシック

2001年4月12-15日   ★★1/2

サウス・カロライナ州ヒルトン・ヘッド・アイランド、ハーバー・タウン・ゴルフ・リンクス

 
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