ワールド・ゴルフ・チャンピオンシップ: ワールド・カップ

2005年11月17-19日   ★★

ポルトガル、ヴィラムーラ、ヴィクトリア・クラブ・デ・ゴルフ

昨年のスペインに続き、今回はお隣りポルトガルでの開催となったワールド・カップ、3日目を終わって首位は、その3日目のフォーボールで11アンダーと荒稼ぎし、27アンダーまでスコアを伸ばしたスティーヴン・ドッドとブラッドリー・ドレッジが組んだウエールズ。デイヴィッド・ハウエル/ルーク・ドナルドの英国とヘンリク・ステンソン/ニクラス・ファースのスウェーデンが25アンダーで2位に並ぶ。


3日目も小雨のちらつく中を押してのプレイだったが、最終日はそれに輪をかけた強風雨となり、なんとプレイは中止、54ホール・イヴェントとなり、その時点で首位のウエールズがそのまま優勝となった。近年のワールド・カップは、特にこういったイヴェントでは中心となるはずのアメリカからのエントリーが、タイガー・ウッズやフィル・ミッケルソン等の一線級ゴルファーを欠いている。そのため、どうしても注目を集めにくい嫌いがあるが、こういう風に盛り上がらないまま勝負が終わってしまうところがまた、天すらも味方していないという感じだ。


実際、日曜のニューヨーク・タイムズとデイリー・ニューズは、ウッズが出ている日本のダンロップ・フェニックスの結果は載っているのに、ワールド・カップのワの字もなかった。まったく注目されていない証拠である。そのダンロップ・フェニックスでは、ウッズが最終日苦しみながらもプレイオフの4ホール目で横尾要を下してこのトーナメント2連覇。しかしウッズが日本で優勝したことを知ってはいても、ワールド・カップの結果はまるで知らないスポーツ・ファンの方が多かろう。





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