昨年のワールド・チャレンジ・プレゼンティド・バイ・ノースウエスタン・ミューチュアルが、今年は同じスポンサーでも ノースウエスタン・ミューチュアル・ワールド・チャレンジになった。


タイガー・ウッズが2日目に自らの持つコース・レコード・タイの10アンダー62で周り、11アンダーで首位に立つ。しかし3日目は寒く風が強いコンディションで、 ほとんどのゴルファーが伸びない。結局3日目を終わった時点で11アンダー首位はウッズ、9アンダー、ザック・ジョンソン、7アンダー、バッバ・ワトソン、4アンダー、マット・クッチャー、3アンダー、ウェブ・シンプソンと続く。 

 

最終日はウッズとジョンソンの首位争いとなるが、ほとんど常にウッズがジョンソンに数打差をつけ、そのまま最後まで行くかと思われた。しかしジョンソンはバック・ナインでショート・アイアンがよくピンに絡んでバーディを重ね、17番パー3のバーディで13アンダーとなってウッズと並ぶ。 

 

18番パー4ではフェアウェイ左ラフから第2打をグリーン右のバンカーに打ち込んだウッズに対し、安全に行くかと思われたジョンソンのフェアウェイからの第2打はプッシュして池ぽちゃ。最悪ボギーでは上がりたいジョンソンのドロップしての第4打は、ワン・バウンドしてカップに吸い込まれる信じられないパー・セイヴ。ウッズもバンカーからのアップ&ダウンを決めて、二人共13アンダーで勝負はプレイオフへ。 

 

18番でのプレイオフはウッズがまたもや第2打を同じバンカーの同じ場所に入れ、ジョンソンは今度はカップ左25フィートへ。バーディ・パットはウッズのマーカーに当たり跳ねる。あれがなかったらボールはカップに入っていたかもしれないし、入らなかったかもしれない。ジョンソンがパー・パットを沈めた後、ウッズの4フィートのパー・パットはカップの左縁に蹴られ、レギュレイション最後のホールでスーパーパー・セイヴを見せたジョンソンが勝った。9アンダー3位にワトソンとクッチャー、7アンダー5位にシンプソンが入った。ウッズはワールド・チャレンジ2回めのプレイオフで、3年前にもグレム・マクドウェルに逆転負けを喫している。ほとんどホーム・コースで2度めの逆転負けか。ジョンソンは一昨年の借りを返したという感じ。










 

ノースウエスタン・ミューチュアル・ワールド・チャレンジ ★★★1/2

2013年12月5日-12月8日、カリフォルニア州サウザンド・オークス
シャーウッド・カントリー・クラブ

 
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