タイガー・ウッズの主宰する基金ファースト・ティによる、世界を代表するゴルファーを招いての招待試合。今年は出場ゴルファーの数も増えて、総勢18人になった。本当はチャリティとかエキシビジョンとかのトーナメントを見るのはもうよそうかと思っているのだが、しかし、ウッズを筆頭とする出場ゴルファーのメンツを見ると、やっぱりふらふらとTVのチャンネルを合わせてしまう。こないだも、ついついグレッグ・ノーマンが100万ドルのスキンを総取りしたスキンス・ゲームなんか見てしまった。それで今ふと気づいたのだが、ウッズと共にウィリアムス・ワールド・チャレンジに出ているコリン・モンゴメリは、スキンス・ゲームにも出ていた。オフだというのにあれからずっとアメリカに滞在しているのだろうか。


トーナメントの方は自分のトーナメントであるにもかかわらず、過去2回はウッズはもう一歩のところで優勝には届かずじまいに終わっている。果たして今回はどうなるか。3日目を終わった時点で首位はヴィージェイ・シングの11アンダーで、それを7アンダーのウッズが追うという展開。シングはずっと安定したゴルフで、最終日4打差をひっくり返すのは難しそうだ。実際最終日、フロント9を終わった時点ではシング13アンダー、ウッズ9アンダーと、4打差から縮まらない。しかしウッズは9番パー4で30フィートのボギー・パットを決めてからいきなりパットが入りだし、10番から14番まで連続5バーディとシングを猛追、シングが逆に苦しみだしたため、気がつけば12番を終わった時点で二人は12アンダーで並び、13番パー5でシングがボギー、ウッズがバーディを奪った時点で完全に逆転した。


その後もウッズはその調子を維持、最終的にウッズはこの日8アンダー64のベスト・スコアを叩き出し、通算15アンダー、このトーナメント、3回目にして初優勝を飾った。シングは1アンダー71の通算12アンダーで終わり、その後をスコット・ホークの9アンダー、バーンハルト・ランガーとマーク・オメアラの7アンダーが続いた。オメアラは初日首位タイ、フレッド・カップルズも3日目、15番パー3でクアドラプル・ボギーを叩くまでは首位に絡んでおり、これらのヴェテラン勢が上位にいると、勝負が面白くなる。来年はレギュラー・ツアーの方でもこれらのヴェテランの活躍が見たいものだ。







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ウィリアムス・ワールド・チャレンジ

2001年12月13-16日   ★★★

カリフォルニア州サウザンド・オークス、シャーウッド・カントリー・クラブ

 
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