シアリス・ウエスタン・オープン

2004年7月1-4日   ★★1/2

イリノイ州レモント、コッグ・ヒル・ゴルフ&カントリー・クラブ

昨年は冠スポンサーのつかなかったウエスタン・オープン、今年のスポンサーはなんと、第2世代ヴァイアグラとして知られるシアリスだ。そういうインポテンツ用の薬剤がスポンサーにつくということが、ゴルフのTV中継を見ている視聴者層をよく表している。それにしてもこのトーナメント、以前は風邪薬/ペイン・キラーのアドヴィルがスポンサーだったし、よくよく薬メイカーと縁がある。


さて、そのウエスタン・オープン、今季あまり調子のよくないタイガー・ウッズがディフェンディング・チャンプだが、今回もウッズのできは今一つで、現在更新中の連続予選通過記録に終止符が打たれるかと冷や冷やさせる。しかしウッズは1オーヴァーでなんとか予選通過、3日目には6アンダー65と盛り返して、3日目終了時点で通算5アンダー、9アンダーで首位のスティーヴン・エイムス、マーク・ヘンスビーに4打差となり、リーダーボードに名前が載るまでに回復する。調子がよくないとはいえ、それでも最終的に首位に絡んでくるところがこの男のすごいところではある。


とはいえ完全復調とは言えないウッズは、最終日それ以上スコアを伸ばすことができない。まあ、風が強く、ウッズだけでなくほとんどの者がスコアを伸ばすまでには行かなかったわけだが。結局勝負は、その中をこの日1アンダー70、通算10アンダーでまとめたエイムスが逃げ切った。2位が8アンダーのスティーヴン・ロアリー、3位7アンダーでルーク・ドナルドとヘンスビー、5位6アンダーにスチュアート・アップルビーとジオフ・オグルヴィ、5アンダー7位には、ウッズ、デイヴィス・ラヴ3世、ジム・フューリックが入った。エイムスはこのところ調子よく、何度もトップ・テンに入っているのを見ていたが、優勝はこれが初めてだそうで、なんか意外。







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