ウエスタン・オープン

2003年7月3-6日   ★★1/2

イリノイ州レモント、コッグ・ヒル・ゴルフ&カントリー・クラブ

製薬のアドヴィルがスポンサーから脱退、冠会社なしながら今年第100回目を迎えるウエスタン・オープン、既に過去2回このトーナメントを制しているタイガー・ウッズが、初日63のコース・レコード・タイでいきなりトップに立つ。ウッズはその後も首位を譲らず、3日目終了時点で18アンダーのトーナメント・レコード、12アンダーで2位のロバート・アレンビーとクリフ・クレスゲに6打差をつける。調子がいい時のウッズってぶっちぎりになるので、ファンとしては嬉しいが、勝負としては面白くない。


過去3日目終了時点で首位に立っていた場合のウッズの逃げ切り率は、30戦28勝と勝率9割以上。しかもここ数年は最終日にひっくり返されたということもないため、焦点はウッズがどれだけ差をつけて勝つかだけに絞られる。案の定、ウッズは最終日も一人だけ順調にスコアを伸ばす。ウッズが10番パー4を終わった時点で雷雨が近づいてきたためにプレイは一時中断したが、その時点でウッズ23アンダーと、13アンダーで2位のリッチ・ビームとロバート・アレンビーに10打差をつける。これはもう、完全に勝負あった。


と見えはしたが、ウッズのバーディ・ラッシュはこれまでで、プレイ再開後はビームがイーグルを含めたバーディ・ラッシュで追い込みを見せる。しかしそれまでの差がありすぎて、結局最終スコアはウッズ21アンダー、ビーム16アンダーと、5打差で勝負がついた。14アンダーで3位には、マイク・ウィアー、ジム・フューリック、それに昨年のこのトーナメントの覇者ジェリー・ケリーが入った。ウッズはこれで、今年4勝目。







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