過去2年スポンサーのつかなかったクエイル・ホロウ、今年は金融系のウェルズ・ファーゴがスポンサーだ。それ以前はやはり金融のワコヴィアだった。クルマと金融がスポンサーに多いのはツアーの特徴でもある。
勝負の方は3日目を終えて15アンダーで首位はジョナサン・バード。14アンダー、パット・ペレス、12アンダー、スチュワート・シンク、ルーカス・グローヴァーが続く。
最終日はバードが一時後続に4打差つけ、そのまま勝負あったかと思わせといて中盤もたつき、なにがなんだかわからないうちにグローヴァーに首位を明け渡す。グローヴァーは15アンダーでレギュレイションを終えた後、最終組のバードを待つ。14アンダーで18番パー4を迎えたバードは、グローヴァーに追いつくためにはバーディをとるしかないが、12フィートのバーディ・パットを沈めてプレイオフに持ち込んだ。
18番でのプレイオフはバードがバンカーからの第2打を左に曲げ、もう少しでクリークに捕まりそうなところで止まる。第3打はカップを大きく越え、返しのパットも外す。2パットで優勝のグローヴァーのバーディ・パットは慎重に行き過ぎて4フィート残すが、これを沈めて2009年のベスペイジでのUSオープン以来久しぶりの優勝を果たした。14アンダーにロリ・サバティーニ、13アンダー4位にビル・ハーズ、12アンダー5位にケヴィン・ナーが入った。