ワコヴィア・チャンピオンシップ

2003年5月8-11日   ★★

ノース・キャロライナ州シャーロッテ、クエイル・ホロウ・クラブ

初日6アンダー66で、フレッド・カップルスがニック・プライスと共に首位、ヒューストン・オープンに続いて完全復活かと期待させる。しかしカップルスは、それから2日目イーヴン・パー72、3日目2オーヴァー74、最終日4オーヴァー76とどんどん悪くなっていき、結局最終スコアはイーヴンとなって圏外に去った。一方のプライスも、最終日に少し盛り返したが、それでも届かず、最終的に7アンダーで5位タイに終わる。


勝ったのは、一昨年のミケロブ・チャンピオンシップ以来1年半ぶりの勝ち星となるデイヴィッド・トムズ。トムズは3日目に66のベスト・スコアでスコアを11アンダーまで伸ばし、既にこの時点で後続に5打差をつける。最終日も安定し、あとはどれだけ差をつけて勝つかが焦点になった。


ところがトムズは大量リードに集中力が切れたか、最後の18番パー4でティ・ショットを林に打ち込み、第2打はフェアウェイに出すだけのつもりが強く打ちすぎて、あわや反対側のクリークに飛び込む寸前で止まる。足はクリークに突っ込んだ姿勢で前上がりのライのボールを打った第3打はグリーンまで届かず、第4打もグリーン奥にきざんだピンまで大きくショート。ボギー・パットは6フィート・オーヴァー、返しのパットも外し、さらにその後の3フィートまで外して、結局、最終ホール何がどうなったかもよくわからないままクアドラプル・ボギー8を叩いてしまう。しかしそれまでの貯金が効いて、それでも後続に2打差をつけて勝った。最終スコアはトムズ10アンダー (73)、8アンダー2位には、ヴィージェイ・シング、ブレント・ガイバーガー、ロバート・ガメスの3人が入った。なんともめりはりを欠いた勝負だった。







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