折り返し時点で4アンダーで首位はダスティン・ジョンソン。3アンダー、アンドリュウ・ランドリー、2アンダー、スコット・ピアシー、セルジオ・ガルシア、グレゴリー・ボウディー、シェイン・ロウリーと続く。 

 

初日に悪天候に悩まされたせいでずっと日程が追いつかず、土曜日没時点の第3ラウンドの途中で5アンダーで暫定首位はロウリー。3アンダー、ランドリー、2アンダー、ジョンソン、リー・ウエストウッド、ガルシア、1アンダー、ブレンダン・グレイスと続く。日曜午前の第3ラウンドの残りでもロウリーの好調は続き、第3ラウンド終了時点で7アンダーとダントツ首位。ジョンソンとランドリーが3アンダーで、ウエス トウッド、ダニエル・サマーヘイズが2アンダー、グレイス1アンダー、ガルシアとピアシーがイーヴン・パーと、レッド・フィギュアはここまで。 

 

最終ラウンドはロウリーが徐々に後退し始めると共にジョンソンがじりじりとスコアを伸ばす。ジョンソンが9番パー4でバーディを奪った時点で、二人は5アンダーで並ぶ。最終パーティのロウリーが同じく9番でボギー、4アンダーとなったことで、ついに最終日、ジョンソンが単独首位に立つ。 

 

ジョンソンは10番パー4で深いラフに打ち込んだティ・ショットが、第2打がTVタワーが邪魔になるということでフェアウェイにフリー・ドロップが認められるなどついていたかと思えば、パットのアドレスに入った時にグリーン上のボールが動いてペナルティになるかならないかで揉めるなど、昨年に引き続き、あるいはバンカーでクラブをサンドにつけてペナルティをくらって優勝を逃したた2010年のPGAプロを彷彿とさせるドラマティックな展開。 

 

いずれにしてもジョンソンに誰もついてこれず、この日2アンダー68、通算5アンダー‥‥ではなく、やはりペナルティがついて、通算4アンダーでついに悲願のメイジャー初優勝、昨年の雪辱を果たした。1アンダー2位にピアシー、ロウリー、ジム・フューリック、イーヴン・パー5位にガルシア、グレイス、1オーヴァー7位にケヴィン・ ナーが入った。ジョンソンって、本当に勝つにしても負けるにしてもドラマを演出する。 

 

この日はNBAファイナルスの最終戦にまでもつれ込んだ第7戦でレブロン・ジェイムズ率いるクリーヴランドがスティーヴン・カリー率いるゴールデン・ステイトを破り、F1はヨーロピアン・グランプリ、フランスでは EURO2016、アメリカではコパ・アメリカ開催中と、とにかく朝から晩までひっきりなしにメイジャー・スポーツ・イヴェントが中継され、私はその合い間を縫って映画も見に行くスーパー・サンデイだった。チリがメキシコを7-0で下すという昨夜深夜の試合を録画で見たが、F1、ユーロはさすがに間に合わず、翌日以降に持ち越し。しかしさすがにUSオープンとNBAだけは結果を知ってから見るのが嫌で、深夜までかかって録画を見た。あー、面白かったけど眠い。FOXはUSオープン中継10時間だぞ、そんなの生で見れるか。 

 

 

 










 

第116回全米オープン   ★★★1/2

2016年6月16日-6月19日、ペンシルヴェニア州オークモント

オークモント・カントリー・クラブ

 
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