タイガー・ウッズが膝の故障のため欠場の今年の全米、初日からロリ・マキロイが独走し、足切りを終えた時点で11アンダーとUSオープンのレコード。2位が5アンダーのY. E. ヤン、その下は2アンダーにザック・ジョンソンら5人が並ぶ。


マキロイは3日目も好調を維持、一時は後続に9打差をつける。結局3日目を終わってマキロイは14アンダーと、6アンダーのヤンに8打差。5アンダーでロバート・ガリガス、ジェイソン・デイ、リー・ウエストウッド、4アンダーでセルジオ・ガルシア、マット・クッチャー、フレデリク・ヤコブソンが続く。さて、マキロイはマスターズの借りを返せるか。


マキロイは最終日も好調を維持、一人だけ別次元みたいなゴルフで差を詰めさせない。結局マキロイは最終日も2アンダー69、通算16アンダーと、ほとんどレギュラー・ツアーの記録みたいな感じで独走で勝った。いつぞやのペブル・ビーチでウッズがぶっちぎりで勝った時がこんな感じだった。2位が8アンダーのデイ、6アンダー3位にケヴィン・チャペル、ガリガス、ウエストウッド、ヤンが入った。


マキロイは一皮剥けたという感じ。強くなったがおかげで勝負としてはまったく競ることなく一人勝ちで、全米の醍醐味である我慢較べがまったくなかったのが残念。一時マキロイか石川かと注目されていた石川遼は2オーヴァー30位タイで、石川も出てくれば今後のゴルフももっと面白くなるのに。








 

第111回全米オープン   ★★★

2011年6月16日-6月19日、メリーランド州ベセスダ

コングレッショナル・カントリー・クラブ

 
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