オリンピックと同日程開催のトラヴェラーズ、優勝に絡む常連のバッバ・ワトソンはオリンピック出場のためにいないと思ったら、ちゃんと出ている。オリンピックではゴルフは初日からというわけではないので、リッキー・ファウラーだけ先に行ってオープニング・セレモニーに出たようだ。それで3日目終了時点で15アンダーで首位はダニエル・バーガー。12アンダー、ラッセル・ノックス、タイロン・ヴァン・アズウェゲン、ラッセル・ヘンリー、10アンダー、パトリック・ロジャースと続く。 

 

最終日はTV でオリンピックを見ていたら、いきなりゴルフになってジム・フューリックが現れる。あれ、フューリックもオリンピック出てたの? しかもオリンピックのゴルフも始まっているわけ? だとすると、ワトソン、まずいんじゃない、まだコネティカットにいるけど、と思っていたら、そうではなく、トラヴェラーズでフューリックが最終ラウンド、PGAレコードの58でラウンドしたことを伝えていた。 オリンピックを中断して速報を入れるほど重大ニューズという判断だったようだ。このプロデューサーはゴルフ好きに違いない。 

 

それにしても、さすがに58なんて聞いたことがない。トラヴェラーズの舞台のリヴァー・ハイランズはパー70だが、だからといって特にロウ・スコアが出やすいということもあるまいと思う。いずれにしてもあれだけパットが決まると気持ちいいだろうなあ。それでもカップを回って弾かれたバーディ・パットもあった。 あれが入っていれば57だったと、悔しい気持ちの方が先に立ったりするのだろうか。 

 

しかし、たとえ58を出してもフューリックは通算11アンダーでレギュレイションを終えており、この数字は優勝には届かないだろう。実際、勝負はバーガーがもたついたためにノックス、ヘンリー、それにこの日好調のジェリー・ケリーを含めた混戦になる。 

 

そこを抜け出したのがノックスで、一時15アンダーまでスコアを伸ばして後続に3打差つける。ノックスは16番パー3でボギーを叩くが、残りをパーで上がり、14アンダーで、13アンダーのケリーを振り切って優勝した。12アンダー3位にはジャスティン・トマスとロジャーズ、11アンダー5位にバーガー、フューリック、ヴァン・アズウェゲン、ロバート・ギャリガスの4人が入った。











 

トラヴェラーズ・チャンピオンシップ   ★★★

2016年8月4日-8月7日、コネティカット州クロムウェル

TPCアット・リヴァー・ハイランズ

 
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