3日目終了時点でジャスティン・ローズが16アンダーで首位、3打差13アンダーにベン・カーティス、11アンダーにヴォーン・テイラー、10アンダー4位にはリッキー・バーンズ、バッバ・ワトソンら7人が並ぶ。


ローズは2日目まではほぼ完璧なゴルフで,3日目多少伸び悩んだものの、このままだとほとんどドラマなしで優勝しそうだなと思っていた。そしたら最終日、ローズの調子が悪く、特にバック・ナインでパットが決まらない。どんどん後退し出し、いきなり視界から消えたという感じでリーダーボードから落っこちた。


代わって16番パー3でバーディを奪ったワトソンが15アンダーで単独トップに立つが、続く17番パー4でバンカーからの第2打をトップして池に落としてダブル・ボギー。しかしワトソンは次の18番パー4で、ティ・ショットがカート・パスに当たって大きく弾んだとはいうものの、400ヤード近いドライヴでグリーンすぐそばまで飛ばし、バーディ。既に14アンダーでレギュレイションを終えていたヴァープランク、コーリー・ペイヴンと共に3人のプレイオフになった。それにしてもペイヴンの名を聞くのも久しぶり。


18番でのプレイオフは、ワトソンがあわや第2打を直接カップ・インさせるイーグルかと思わせるスーパーショットを放つが、ヴァープランクも8フィートを沈め、二人がバーディで、パー・パットを待っていたペイヴンのパットを待たずにまずペイヴンが脱落する。ティ・ショットをミスったとはいえ、ヴァープランク、ワトソンが第2打をウェッジを使っているのに、一人だけウッドを使っていたら、やはりあまり勝てそうな気はしない。


16番でのプレイオフ2ホール目は、ワトソンがカップまで30フィート残し、ヴァープランクのボールはグリーンからこぼれる。グリーン下からパットしたヴァープランクのボールは大きく弾んで曲がり、グリーンに乗っただけ。このパー・パットを外した後、ワトソンは3フィートのパー・パットを沈め、ツアー初優勝。なんでも親父さんがガンで闘病中ということで、父に感謝して泣いていた。あんたが最初に勝つのはドラールだとばかり思っていたよ。13アンダー4位はクリス・ライリーで、ローズはこの日5オーヴァー75で、11アンダー9位タイまで後退した。









 

トラヴェラーズ・チャンピオンシップ   ★★★1/2

2010年6月24日-6月27日、コネティカット州クロムウェル

TPCアット・リヴァー・ハイランズ

 
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