トラヴェラーズ・チャンピオンシップ

2007年6月21日-6月24日   ★★★1/2

コネティカット州クロムウェル、TPCアット・リヴァー・ハイランズ

今年のリヴァー・ハイランズはビュイックから保険企業のトラヴェラーズにスポンサーが代わった。トラヴェラーズはここ数年、ぐんぐんアメリカで業績を伸ばしている企業で、印象的なコマーシャルをよく作るので記憶に残る。最近の風保険? のコマーシャルで、アジア系の女の子がビルの中で風に翻弄されるコマーシャルなんて、見るたんびによくできているなあと思う。

閑話休題。トーナメントの方は3日目を終わって11アンダーで首位はジェイ・ウィリアムソン。1打差10アンダーにハンター・メイハン、9アンダーにデイヴィッド・トムズ、8アンダーにフレッド・ファンク、7アンダーにニック・オハーンとパット・ペレスが続く。メイハンは昨年、および3年前も優勝に絡んでおり、リヴァー・ハイランズと相性がいい。

最終日は前半でちょっともたついたウィリアムソンを尻目にメイハンが順調にスコアを伸ばし、13番パー5を終わった時点で16アンダー、一方のウィリアムソンが14アンダーと2打差。その下はオハーンが12アンダーと、勝負は完全にメイハンとウィリアムソンに絞られる。ウィリアムソンは続く14番パー4で25フィートのパー・パットがあり、それを外せば完全に勝負は決まっただろうと思われたところを沈め、勝負を面白くする。ウィリアムソンはリーチャブルの15番パー4でバーディを奪い、一方のメイハンが16番パー3、17番パー4と連続ボギーとなったことで、ウィリアムソン15アンダー、メイハン14アンダーとついに逆転する。

18番パー4ではウィリアムソンが第2打をカップまで10フィートにつけるも、メイハンはその内側、6フィートにつけてギャラリーを沸かせる。自力優勝を狙ったウィリアムソンのバーディ・パットは下側に僅かにそれ、メイハンがバーディ・パットを沈めたことで二人は15フィートで並び、プレイオフとなった。

18番でのプレイオフは二人とも完璧なドライヴ、遠いウィリアムソンが先に売った第2打は、先ほどの10フィートよりさらに内側の6フィートにつける。しかしメイハンはさらにまたその内側2フィートにつけ、またもやギャラリーが沸く。ウィリアムソンのパットはさっき下側に外したことを意識しすぎたのだろう、今度はプッシュして上側に外す。メイハンは先ほどに続いてまたバーディ・パットを沈め、ツアー初優勝を飾った。3位が11アンダーのオハーン、4位10アンダーでヴィージェイ・シング、5位9アンダーにはフレッド・ファンクが入った。



 
 
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