プレイオフズ最終戦、3日目終了時点で8アンダーで首位はダスティン・ジョンソンとケヴィン・チャペル。6アンダー、ライアン・ムーアとロリ・マキロイ、5アンダー、松山秀樹と続く。 

 

最終日はフロント・ナインでジョンソンがずるずると後退。たまにこういうことがあるが、それでも先週のできから見てこんなに崩れるとは思わなかった。代わって勝負はチャペル、ムーア、マキロイの争いになる。 

 

それでもチャペルとムーアを追うマキロイのチャンスはそれほど大きくはなさそうだと思っていたが、16番パー4で第2打を直接カップインさせるイーグル、18番パー5でもバーディで、同組のムーアと共に12アンダーでレギュレイションを追える。13アンダーとリードしていたチャペルは17番パー4でボギー、12アンダーでレギュレイションを終え、3人のプレイオフになった。 

 

18番でのプレイオフはムーアとマキロイがバーディ、チャペルだけパーでまず一人脱落。再び18番のプレイオフ2ホール目は、マキロイが第2打をカップまでピン・ハイ4フィートにつけるスーパー・ショットでイーグル・チャンス。しかしムーアが根性でバーディ・パットを沈めた後マキロイのイーグル・パットはカップの右端に蹴られ、結局共にバーディ。 

 

プレイオフ3ホール目の15番パー3も二人共パーで、プレイオフ4ホール目の16番パー4で、ムーアの第2打はグリーンのカップの逆側に滑り落ちる。ムーアはパットではなくウエッジで第3打を打つが大きくオーヴァー、一方のマキロイは10フィートのバーディ・パットを沈めてムーアをうっちゃった。9アンダー4位にはポール・ケイシー、6アンダー5位に松山、ジョンソンはこの日3オーヴァー73の通算5アンダーで、ジャスティン・トマスと共に6位タイにまで後退した。 

 

マキロイ以外の誰が勝ってもFedexカップはジョンソンのものだったが、終わってみればそのマキロイが優勝。勝負は下駄を履くまではわからないとはよく言った。それにしてもジョンソンとチャペルってそっくり。遠目で二人とも帽子を被っていると、どっちがどっちかまったくわからない。










 

全米プロ・ツアー選手権  ★★★1/2

2016年9月22日-9月25日、 ジョージア州アトランタ

イースト・レイク・ゴルフ・クラブ

 
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