全米プロ・ツアー選手権

2007年9月13日-9月16日   ★★1/2

ジョージア州アトランタ、イースト・レイク・ゴルフ・クラブ

これまではハロウィーン時に落ち葉の中を開催という印象の強かったツアー・チャンピオンシップ、今年からはフェデックス・カップのために9月開催。南部アトランタのこととてまだほとんど夏の真っ盛りという印象が強く、木々が緑々した中をプレイする。まったく別のコースみたいだ。さらにそれまでにかなり雨が降り、グリーンがボールをホールドするため、ロウ・スコアが続出する。特にシグナチュア・ホールの200ヤードを超える18番パー3で、ボールが止まるためこれだけピンにボールが絡むのを初めて見た。ほとんど誰もボギーにならない。

3日目はそれまでのコース・レコードの62をザック・ジョンソンがいきなり二つも縮める60の新レコード、パー70のイースト・レイクで60というのは、パー72のコースで59を出すのより難しいような気もする。結局3日目を終わって首位は、誰あろうタイガー・ウッズの19アンダー。3日目で19アンダーかよ。イースト・レイクでこんなロウ・スコアが出ていいのか。ウッズ以下は3打差16アンダーでマーク・カルカヴェッキア、14アンダー、セルジオ・ガルシア、13アンダー、ジョンソン、12アンダー、ハンター・メイハン、11アンダー、ウッディ・オースティンと続くが、これはもうウッズで決まりだろう。

結局最終日は、最初の数ホールをもたついたウッズに誰かチャージをかけるかと一瞬思わせはしたが、その後ウッズが調子を上げ始めると、やはり誰もついて来れなかった。ウッズはこの日も4アンダー66で、通算23アンダー、15アンダーで2位のカルカヴェッキアとジョンソンに8打差つける圧勝。4位14アンダーにはガルシア、5位11アンダーにメイハンとスコット・ヴァープランク、7位10アンダーにティム・クラークとヴィージェイ・シングが入った。フェデックス・カップ・ポイントもウッズが圧勝、2位以下はストリッカー、ミッケルソン、サバティーニ、チョイ、バッデリー、ジョンソン、カルカヴェッキア、ガルシア、シング。これでウッズは史上最速ツアー61勝。アーノルド・パーマーの62勝まであと一つ、ベン・ホーガンの64勝まであと3つ。来年からはプレイオフズをパスするゴルファーが大勢出そうだなあ。



 
 
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