全米プロ・ツアー選手権

2005年11月3-6日   ★★1/2

ジョージア州アトランタ、イースト・レイク・ゴルフ・クラブ

昨年に引き続いてアトランタのイースト・レイクでの開催となった今年のツアー・チャンピオンシップ、3日目を終わって首位は14アンダーのバート・ブライアント。その下11アンダーにレティーフ・グーセン、10アンダーのタイガー・ウッズ、、8アンダーのスコット・ヴァープランクと続く。昨年優勝のグーセン、2位のウッズがまたちゃんと優勝争いを演じている。昨年と同じシナリオだと、最終日、ここからグーセンがするすると抜け出すんだが。


ところが今年はそのグーセンが不調、最終日、逆にずるずると後退して行く。グーセンは最近のトーナメントでも最終日にいきなり崩れるという、安定度抜群のグーセンらしくないゴルフをしていたが、今回もそうなってしまった。一方、首位を走るブライアントは最初の4ホールで3バーディと、ほとんど勝負を決める。その後ちょっともたついたが、グーセンの代わりにブライアントを追うウッズとの差が最も狭まった時でさえ4打差あり、それもウッズが16番パー4でティ・ショットを右に逸らしてOB、ダブル・ボギーとなって完全に勝負はついた。


最終スコアはブライアント17アンダーで、11アンダーのウッズに6打差をつける完勝。9アンダー3位にはヴァープランク、7アンダー4位にグーセン、ヴィージェイ・シング、デイヴィス・ラヴ3世の3人が入った。今季のツアーもウッズとシングが最も目立っていたのだが、実はメモリアルとツアー・チャンピオンシップに勝ったブライアント、ドイツ・バンクに勝って全米でも優勝に絡んだオリン・ブラウンのような、ヴェテランと言うよりはグラインダーという方が相応しいゴルファーの根性勝ちがかなり印象に残るシーズンでもあった。やっぱ、こういう風に勝つゴルファーがいると勝負が引き締まる。





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