放送局: FOX

プレミア放送日: 3/20/2000 (Mon) 20:30-21:00

製作: 20世紀FOXテレヴィジョン

製作総指揮: ブライアン・ハーグローヴ、ジャック・ケニー、クリストファー・タイタス

製作: フェイ・オーシマ・ベルユー

監督: マイケル・ルサック

脚本: ブライアン・ハーグローヴ、ジャック・ケニー、クリストファー・タイタス

撮影: スティーヴン・シルヴァー

編集: ジョー・ベラ

音楽: ヴィクター・ガーディア

出演: クリストファー・タイタス(タイタス)、ステイシー・キーチ(ケン)、シンシア・ワトロス(エリン)、ザック・ウォード(デイヴ)、デイヴィッド・シャトロウ(トミー)


物語: タイタスは弟のデイヴと一緒にカー・ショップを経営しており、ガール・フレンドのエリンを命の次に大事に思っている。デイヴ、従業員のトミーと共にエリンのオフィスを訪れたタイタスは、そこで誰かから贈られた赤いパンティを発見、しかも彼女のコンピュータに知らない人物からのE-メイルも見つける。そこへ出先から戻ってきたエリンはタイタスの質問にもしらばっくれて何も答えない。しかしトミーはエリンが職場でセクハラにあっていることをばらしてしまう。自分で方をつけるから頼むから何もしないでくれとエリンから頼まれたタイタスだったが、エリンの職場の同僚に向かって啖呵を切ってしまう‥‥


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ほとんど崩壊した家庭を舞台とする新しいシットコム。「アメリカン・ビューティ」のアカデミー賞制覇を見るまでもなく、ばらばらになってしまった家庭を描くというのは今、旬の題材であり、それは映画でもドラマでも例外ではない。そしてついにシットコムでも現れたのがこの「タイタス」。つい先頃アンソニー・ホプキンスとジェシカ・ラング主演でシェイクスピア原作を翻案した映画「タイタス」が公開されたばっかりだったので、最初それと何か関係あるのかなと思ったのだが、まったく偶然の一致だった。こちらの「タイタス」は、主演のクリストファー・タイタスから来ている。主演の俳優の名前を番組の登場人物にも用い、ついでに番組名にまでしちゃうというのはアメリカのシットコムの伝統のようなもので、「ロザンヌ」、「サインフェルド」、「エレン」等、数多くの例がある。


さて、この「タイタス」、実際のタイタスの家族をモデルにしたシットコムである。父は5回の結婚離婚を繰り返したほとんどアル中であり、元ピアニストの母は極端な躁鬱病で、暴力をふるった前夫を射殺、精神病院に入院した後自殺している。番組内では母は生きている設定になっているが、しかし、そういうものをお笑いの題材にするかね、普通。この恐ろしい家族構成がどんなふうに内容に絡んでくるのかなと思っていたら、少なくともプレミアを見る限り、ほとんど内容と関係なかった。ところどころタイタスが過去を思い出すシーンで父の横暴ぶりが描かれるだけで、それだって別にそんなに極端なわけじゃない。スパルタ主義で子供たちに泳ぎを覚えさせるために川に放り投げるとか、息子の日記を仲間の前で読み上げて大笑いするとか、せいぜいそんなもんである(充分横暴?)


私としては、プレミアではタイタスのフラッシュ・バックのみに出てくる、この父ケンのシーンが一番面白かった。彼がもっとずうずうしくなれるかどうかがこの番組の成功の鍵だと思う。扮するのはステイシー・キーチ。また、精神病院に入院しているという設定の母のエピソードも今後予定されているという。一体どんなふうにギャグにするのやら。番組内のガール・フレンド、エリンももちろん実在の人物で、実際にタイタスと結婚している。演じるのはシンシア・ワトロス。主演のクリストファー・タイタスの本業は売れないスタンダップ・コメディアン。売れないと書くと語弊があるかも知れないが、少なくとも私はこれまで一度も彼の名を聞いたことがない。さて、シットコムでも崩壊家庭が幅を利かすようになるか。今後が楽しみだ。






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Titus

タイタス   ★★

 
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