放送局: NBC

プレミア放送日: 2/5/2000 (Sat) 22:00-23:00

製作: ドリームワークス・テレヴィジョン/DreamWorks Television

製作総指揮: ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス、グレン・モーガン、ジェイムス・ウォン

製作: サラ・キャプラン

監督: ミック・ガリス (プレミア)

脚本: ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス、グレン

撮影: シェリー・ジョンソン

編集: マリアン・ブランドン、クリス・ウィリンガム、パット・マクマホン

音楽: シャーリー・ウォーカー

出演: ジュリアン・ニコルソン (マリアン・キット)、ビル・コブス (エルマー・グリーンツリー)、ゲイブルエル・マクト (マーク・ゲイブリエル)、メリッサ・クライダー (サトリ)、ジョン・ビリングスリー (マイルス・ベラード)、ケヴィン・J・オコーナー (ウォレン・デイ)、ジョン・アイルワード (アルバート・マゴナガル)


物語: マリアンは幼い時から普通の人には見えないもの--霊界が見えるという能力を持っていたが、自分が他の人とは違うことに気づいたマリアンは、物心ついた時からそのことを人に隠してきた。新しく転入した大学の寮でも、バスタブでの水死体を見てルームメイトを怖がらせてしまう。彼女のそういう特殊な能力が話題となり、学校で超能力を研究している教授、ベラード教授が面会に来て、そういう能力を持つ者のためのグループ、「ジ・アザース」のミーティングに誘う。ミーティングに一度は顔を出したものの、普通の学生生活が送りたいマリアンはジ・アザースを遠ざけるようになる。


しかし一方、バスタブの水死霊は日増しに強烈にマリアンの前に現れるようになり、段々とマリアンの意識を圧迫していくようになる。マリアンの危機に気づいたジ・アザースの面々は手遅れにならないうちにマリアンを救出しなければと判断するが、時既に遅くマリアンは意識を奪われ、バスタブの中に身を沈めようとしていた‥‥の友達は彼を遠巻きにするようになり、マルコムは一人孤立してしまう‥‥


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アメリカのTV界の超常現象ものは、FOXの「X-ファイル」以来これというヒットがない。「X-ファイル」クリエイターのクリス・カーターが96年に同じFOXで製作した「ミレニアム」もヒット番組と言うには程遠く、2シーズンでキャンセルされている。昨年もカーターは「ハーシュ・レルム (Harsh Realm)」という新作を送り込んだのだが、この番組に至ってはたったの3回放送されただけでキャンセルされてしまった。FOX以外でも色々な放送局がこの分野に挑戦してはいるのだが、いずれも失敗に終わっている。「ジ・アザース」はNBCがこの分野に挑戦する最新シリーズである。


番組タイトルともなっている「ジ・アザース」は、各自が特殊な超能力を持つグループの名称。ベラード教授がこの不思議な能力を研究するために、定期的に彼らを集めてミーティングを開いている。「ジ・アザース」のメンバーは、長老格の黒人エルマーを中心に、医者の卵でもある若くハンサムなマーク、ほとんど視力のない気難し屋のアルバート、気が弱く吃りがちのウォレン、それに紅一点のサトリ。それに自分の本当の力にまだ気づいてないマリアンが、プレミアで新しくメンバーに加わることになる。


出演者のほとんどは知名度はそれほどないが、ウォレンに扮するケヴィン・J・オコーナーだけは、「ハムナプトラ」で覚えている者も多いだろう。主人公ブレンダン・フレイザーを裏切ってばかりいた、甲高い声で話すコミック・リリーフの役割を受け持っていた彼である。あの印象が強烈だったので、小心者を演じる今回の役には最初違和感があったのだが、慣れると結構悪くない。むしろこちらの方が地に近いのかもとすら思えるくらいである。


製作総指揮は、「ザ・ゲーム」、「インターネット」のジョン・ブランカートとマイケル・フェリス、それに「X-ファイル」脚本製作のグレン・モーガンとジェイムス・ウォンが名を連ねている。プレミアの監督は、「シャイニング」「ザ・スタンド」等、一時期ABCの製作するスティーヴン・キング原作のミニ・シリーズのほとんどを演出したミック・ガリス。今後各エピソードを演出する監督の中には、昨年インディ・ヒットの「ゴッドandモンスター」で一躍名を知らしめたビル・コンドンやトビー・フーパー (「ポルターガイスト」)の名もある。


「X-ファイル」以来、超常現象を扱うこの分野は根強い人気があり、毎年必ずこの系統の番組をどこかが編成してくるのだが、なぜだかヒットしない。どれを見てもとても面白いとか実によくできているとか思うわけではないのだが、別にすぐにキャンセルされる必要があるほど悪いとも思えない。多分この手の番組は最初からずっと見るコアのファンというのが決まっていて、最初よい視聴率がとれないとその後数字が伸びていく可能性が低いために、最初の数エピソードが放送された段階ですぐに将来が決定されてしまうんじゃないだろうか。


デイヴィッド・ケリーの「ザ・プラクティス」なんて、最初の数回の視聴率を見るといつキャンセルされてもおかしくない数字だったのだが、ABCが辛抱強く番組が確立するのを待ったおかげで、今ではほとんど看板番組となるまで成長した。超常現象ものにはこういった方策が通用しないらしい。「ジ・アザース」もプレミアを見る限り悪くないし、「X-ファイル」以外に定期的に見れる超常現象ものがもう一本あってもいいとは思うんだが。






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ジ・アザース   ★★1/2

 
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