ザ・ノーザン・トラスト  ★★★1/2

2017年8月24日-8月27日、ニューヨーク州オールド・ウエストベリー

グレン・オークス・クラブ

リヴィエラがジェネシス・オープンとなったのでノーザン・トラストはツアーのスポンサーから降りたのかなと思ったら、プレイオフのスポンサーだ。これは格が上がったと言っていいのか。そのノーザン・トラスト、3日目終了時点で12アンダーで首位はジョーダン・スピース。9アンダー、ダスティン・ジョンソン、7アンダー、ジョン・ラーム、ポール・ケイシー、パトリック・リード、マット・クッチャー、6アンダー、キーガン・ブラッドリーと続く。 

 

最終日は前半パー・プレイのジョンソンに対し、スピースは順調にバーディを重ね、5番パー4を終わった時点でスピース14アンダー、ジョンソン9アンダーと5打差。そのまま差がついて終わりかと思われたが、池越えの6番パー3でスピースがティ・ショットを池に落としてダブル・ボギーで12アンダー、9番パー4もボギーで11アンダー、一方ジョンソンはこの日最初のバーディで10アンダーと1打差、ジョンソンは10番パー4もバーディで、ついに二人は11アンダーで並ぶ。 

 

二人共13番パー5をバーディで上がった後、スピースは14番パー4もバーディで、再度単独首位に立つが、しかしジョンソンは15番パー3をバーディで追いつく。17番パー3は二人共ティ・ショットをバンカーに入れ、スピースは15フィートの難しいパー・パットを残すが、読み切ってパー。流れは完全にジョンソンに傾いていたので、もしスピースが勝つとすると、これが肝だな。 

 

18番パー4では、ジョンソンのティ・ショットがフェアウェイ右のラフに埋まり、レイ・アップせざるを得ない。一方スピースも第2打をミス・ヒットして、カップまで大きく左曲がりの下りの60フィートという難しいパットを残す。ジョンソンの第3打はグリーン奥、カップまで下りの15フィート。スピースは絶妙のパットでカップまで3フィートに寄せ、パーは固い。外せば負けのジョンソンのパー・パットは弾かれたと思った瞬間、ボールはカップを巻いて落ち、パー。それまで15フィート内外のバーディ・パットを外しまくっていたのに、最後の最後で入り、勝負は13アンダーの二人のプレイオフになった。 

 

18番でのプレイオフは、吹っ切れたジョンソンのティ・ショットが池越え350ヤード。ウェッジの第2打をピンそば3フィートに寄せ、バーディで勝った。レギュレイションの最後の2ホールは、勝負はどちらに転んでもおかしくなかった。9アンダー3位にジョナタン・ヴェガスとラーム、6アンダー5位にケイシー、5アンダー6位にウェブ・シンプソン、ジェイソン・デイ、ジャスティン・トマス、ケヴィン・チャペルの4人が入った。 

 

 








 
 
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