例年よく雨にたたられるメモリアル、今年も3日目に雨が降り、上位陣はプレイ途中で日没順延。トップを走るポール・エイジンガーに、これを勝てばメモリアル3連勝となるタイガー・ウッズが絡むという展開。日曜の午前中に行われた第3ラウンドを終わった時点で、首位は依然としてエイジンガーで12アンダー。1打差でウッズが続く。さらに2打おいてスチュワート・アップルビーと先々週ツアー初優勝を飾ったセルジオ・ガルシアがいるが、やはり注目はウッズ。


最終ラウンドは、それまではレイザー・シャープと評されたエイジンガーのアイアン・ショットに切れがなく、まず、5番パー5でエイジンガーが第2打を池ぽちゃしてボギー、ウッズが240ヤードの3アイアンをピンそば6フィートにつけるスーパー・ショットでイーグルを奪った時点で逆転、その後は差が広がるばかりで、終わってみればウッズ17アンダー、2位のエイジンガーとガルシアの10アンダーに7打差をつける快勝。途中まではアップルビーもいい位置につけていたのだが、12番パー3でラフからの第2打を3ウッドで転がそうとして勢いをつけ過ぎて池に落としてしまい、同じ位置から今度はウエッジに持ち直して打った第4打は、ヘッドがラフに浮いているボールの真下をすり抜け、ボールはぴくりとも動かない。結局クアドラプル・ボギーを叩いて自滅した。


ウッズはこれで再来週の全米オープン連覇も夢でなくなってきた。それも勝てばメイジャー5連勝。まったく前人未到の記録だが、可能性充分。同じ年内でのメイジャー4連勝じゃなければグランド・スラムじゃないとけちなことを言う輩を黙らせるためにも、本当に今年全米、全英、全米プロも狙ってもらいたい。あんたならやれる。







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ザ・メモリアル

2001年5月31-6月3日   ★★★

オハイオ州ダブリン、ムーアフィールド・ヴィレッジ・ゴルフ・クラブ

 
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