放送局: ABC

プレミア放送日: 1/8/2003 (Wed) 21:00-22:00

製作: ネクスト・エンタテインメント、テレピクチュアズ・プロダクションズ

製作総指揮: マイク・フレイス

共同製作総指揮: ジェイソン・カーボン

製作: ケリー・ウェルシュ

ホスト: マイク・リチャーズ


内容: ABCの人気番組、「ザ・バチェラー (The Bachelor)」の女性版。「バチェラー」では一人の男性の恋人の座を25人の女性が争ったが、「バチェロレッテ」では、25人の男性が一人の女性の恋人の座を争う。


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リアリティ・ショウには、男女間の関係にポイントを置いた、デイティング・ショウ、あるいはリレイションシップ・ショウと呼ばれる恋愛系のジャンルがある。誰と誰がくっつくか別れるかふられるかを見て楽しむ番組であり、素人を使って安くで製作できるという特徴を持つため、特にシンジケーションを中心に数多く編成されている。


最近このリレイションシップ系のリアリティ・ショウの人気がまたぞろ再燃しているのだが、最近ブームになっているこの種の番組の特徴は、単にリレイションシップだけに焦点を当てるのではなく、それが一人の目的の男性 (女性) の恋人の座をめぐって複数の人間が凌ぎをけずる、勝ち抜きゲーム系の番組として製作されていることにある。


リレイションシップ系の番組ということだけに焦点を当てれば、この種の番組の人気再燃に一役買ったのが、FOXが一昨年に編成した「誘惑の島 (Temptation Island)」だということは論を待たない。しかし、勝ち抜きゲームと融合したリレイションシップ・ショウということで即座に思い出すのは、やはりFOXが3年前に放送、当時大きなスキャンダルを巻き起こした「フー・ウォンツ・トゥ・メアリ・ア・マルチミリオネア (Who Wants to Marry a Multimillionaire)」だろう。


この番組、金持ちの男の妻の座をかけて何十人もの女性が凌ぎをけずるというアイディアが、女性蔑視に繋がるとして当時だいぶ世間を賑わせただけでなく、本当に結婚した二人が新婚旅行から帰ってくるなり離婚、しかも新郎には過去に暴力事件の前科があったなど、甚だしく問題になった。しかし、この番組から今の人気のある勝ち抜きリレイションシップ系のリアリティ・ショウが多くのアイディアを得たのは、ほぼ間違いのないところだ。ついでに言うと、何を隠そうこの「マルチミリオネア」を製作したプロデューサーこそが、「バチェラー」と「バチェロレッテ」を製作しているマイク・フレイスだ。


そして「マルチミリオネア」から3年経った現在、人々が寛容になったか、慣れたか、それともネットワークにいいように懐柔されているだけなのか、今では、この種の番組を見て誰も女性蔑視だとか人権無視だとか声高に騒ぎ出す輩はいない。たった3年という気もするが、その3年で視聴者の側にも大きな意識変化が起こったのだ。実際、私も、「マルチミリオネア」が編成された時は、その、あまりもの人権無視的なアイディアに開いた口が塞がらなかったものだが、昨年、よく考えればそれとほとんど同じ内容をシリーズ化しただけの「ザ・バチェラー (The Bachelor)」がABCで編成された時には、もう、何も感じなかった。人間って、慣れるのだ。


その「バチェラー」、昨年放送が始まった時は、まあ、それなりに健闘しているな、くらいにしか思わなかったのだが、残っている女性の数が減って番組が佳境に入り、その時の主人公が最後に誰を選ぶかが段々絞られてくるにつれ、加速度的に視聴率が上がっていった。とはいっても、その時まだ人気を維持していたCBSの「サバイバー」に較べれば、別に大したことないとも言える数字だったのだが、それでも後半の視聴率の伸びは無視できるものではなく、これに喜んだABCはすぐさま第2弾製作を決めた。昨秋放送されたその第2シーズンは、当初からかなりの視聴率を稼ぎ、「バチェラー」はあっという間にABCの編成の中核として確立した。


私は、実は、こういった恋愛系のリアリティ・ショウはそれほど趣味ではない。その最も大きな理由は、だいたいにおいて番組の主人公と私の美意識が合致しないということにある。何人もの女性が出ていて、私だったら彼女を選ぶなあと思っているのが早い段階で落ちて番組から消えていってしまい、一方で残っている者に対して何の興味もわかないと、やはり番組自体に対する興味もなくなってしまう。話を「バチェラー」に限ると、これまで番組に出演した主人公の男だって、同性の私から見てまったくハンサムにも性格がよさそうにも見えず、私が女なら絶対にこんな男には惚れないと断言できるタイプでしかなかった。番組製作の予算のないケーブル・チャンネルのこの手の番組では、最初から低レヴェルの参加者ばっかりだったりするので、もう、本当に、最初から見る気がしない。


私がこの手の番組を見ない次の理由が、これまでまったく会ったこともない初対面の人間の恋人/妻/夫の座を射止めるという番組の設定を、まったく嘘くさく感じてしまうためだ。だって、そうだろう。25人の女性が一人の男性の恋人の座を争うといったって、その全員がまったく同じように初対面のその男性に好意を感じることなど、100%ありえない。少なくともそのうちの何人かは別にその男性にまるで興味を感じないはずで、それを無理やり争わせようとする番組の構図が、嘘くさくて私にはついていけない。こんな番組に応募するんじゃなかった、早く家に帰りたいと内心思っている者も絶対いるはずなのだ。


そして結局、そうやってライヴァルを蹴散らしてやっと成立したカップルが、番組終了後2か月で別れたなんて話を聞くと、あんたら、何のために悩んで相手を選んでたわけ? と思ってしまう。「バチェラー」では、これまでの2回共、既に番組の最終回で成立したカップルは別れたことが報道されている。わざわざ時間をかけて選び抜いたはずの相手とすぐ別れられたりしたら、それを一喜一憂しながら見ていた視聴者がまったくバカみたいではないか。よかった、あんな番組見てなくて。


しかし世の人間というものは、一応皆それなりの容姿の女性たちが、全米注視の中で確たる理由もなしに拒絶され、ショックを受け、涙を流す様を見るのが堪えられなかったらしく、「バチェラー」は人気番組として定着してしまったのであった。まあ、番組に出演する参加者は大半は金目当て、名声目当てであるからして、はっきり言ってどうなろうと私の知ったこっちゃなく、別に番組が人気があるのはそれはそれで構わないと思う。しかしこの番組、内容はともかく、番組のファンが通常のリアリティ・ショウのファンと層が異なっているという印象を受ける。


例えば「サバイバー」だって裏切りの世界で、参加者はひたすら他の参加者の裏をかこうとするなど、その行動はあまり誉められたもんではない。しかし「バチェラー」の場合は、それを見ている視聴者の方も性格が悪いという印象を受ける。少なくとも私の周りで「バチェラー」を毎回欠かさず見ているという者は、結構周りから後ろ指を差されるか、バカにされている者が多い。もっと端的に言うと、恋愛とあまり関係ない奴、つまり、モテない奴がこの番組を見ているのだ。


さもありなん、男性だろうと女性だろうと、モテる人間ならこんな番組見るより自分の実生活の方が面白いだろうと思うし、私ですら恋愛はTVより現実の方がもっとエキサイティングだと思う。それでもこの番組が人気あるところを見ると、世の中には本当にそんなに恋愛とは無関係の奴、あるいは人の不幸を見て楽しいと思う奴が多いのだろうかと思ってしまう。ま、私も少なくとも自分から率先してTVに出てくる奴が落とされて泣いているのを見るのは、ギルティ・プレジャーを感じないではないが、それでも、「バチェラー」を毎回見ようとはまったく思わない。



一方、その「バチェラー」の二番煎じとも言えるFOXの「ジョー・ミリオネア (Joe Millionaire)」の場合だと、これはもう、最初から金持ちの妻になりたい人、と宣言して人を集めている上に、実はその金持ちが本当は金持ちでもなんでもなく、ただのブルー・カラーの労働者 (見映えはすごくいいんだが) で、最終回で選ばれた最後の一人に、実は俺は金持ちでもなんでもないんだということを告白して、相手が愛をとるか金をとるかのジレンマに悩まされるのを見物して楽しむという、まったく道徳的には最低な番組だ。いや、はっきり言って、ここまでやってくれるなら面白いと言わざるを得ない。最後に選ばれた相手が告白を聞いて何と言うか、それを想像するのはサディスティックな快感がある。さすが低俗な番組を作らせたら右に出るもののないFOX。ここまでやるのはあんたらしかいない。


もちろんこの番組の場合、相手の立場になって考えてみるとかなり可哀想だとも言えなくもない。皆そう考えたんだろう、FOXのニュース・マガジン番組「ザ・パルス (The Pulse)」で、人気者となっているそのジョー・ミリオネアことエヴァン・マリオットの母に、インタヴュアーが騙される女の人が可哀想だと思わないかという質問をぶつけていた。それに対しその母は、どうせ皆、金目当ての女性でしょ? 何が可哀想なの? と言っていたが、確かにその通りではある。というわけで、私は来週の「ジョー・ミリオネア」の最終回を心待ちにしている。


既に女性陣はゾラとセイラの最後の二人に絞られているのだが、この番組でいいところは、ゾラもセイラもかなりの美人、一方の主人公エヴァン・マリオットもかなりのハンサムという点で、一応このくらいのレヴェルが揃うと、こういうリレイションシップ系のリアリティ・ショウにも箔がつく。応援しようと思う者ができ、俄然番組を見るのにも身が入る。その上、そうやって応援していた者が最後には騙されていたなんて‥‥いや、こりゃ面白いわ。私は理知的なゾラの方を応援しているのだが、しかし、彼女が騙されたとショックを受けるシーンは見たくない気もするし見たい気もするし‥‥つまり、やはり最終回が待ち遠しい。


さて、本題の「バチェロレッテ」であるが、このバチェロレッテというのは、独身の男性を意味するバチェラーという単語の女性形である。つまり、これまでは一人の男性に群がる女性の中から一人を選び出すという手はずになっていた番組の構成を裏返し、今回は主人公が女性で、その女性にアプローチする25人の男性の中から一人を選び出すという趣向だ。その主人公のバチェロレッテに選ばれたのは、初代「バチェラー」で、最後の何人かに選ばれながら落とされた、トリスタ・レーン。


最後の何人かというのは、私は第1シーズンの「バチェラー」は最初の2回見ただけで、あんなもんかと思って見なくなったため、彼女がどこまで残っていたかなんてさっぱり知らなかったからだ。実は彼女の顔もまったく覚えていなかった。で、覚えてないというからには察しもつくと思うが、私は彼女にまったく魅力を感じていなかった。NBAのマイアミ・ヒートのチア・リーダーということだが、そのためプロポーションは確かによさそうだが、別に私には何もアピールしない。


こりゃダメだ。この種の番組では、主人公に肩入れ、というか、主人公と同化するか、あるいは主人公を好きになれないと番組を見る気が段々失せてくるが、プレミアを見ながら私は既に、別にどうでもいいなあ、こんな番組と思ってしまっていた。番組のエグゼクティヴ・プロデューサーのマイク・フレイスは現在WBでなかなか面白いリアリティ・ショウの「ハイ・スクール・リユニオン」を製作しており、もしかしたら私が見なくなった後、「バチェラー」は面白くなったのかもしれないと思っていたのだが、やはり私にとっては別にそんなことはなかった。


「バチェラー」では選ぶ側が男で選ばれるのが女性で、私は選ばれるだろうか、それとも落とされるだろうかと、内心で葛藤する女性のエモーションの発露が番組の見所となっている。「バチェロレッテ」ではその構造を反転させたために、選ぶ側が女性、選ばれる側が男性となっているわけだが、では、選ぶ側から選ばれる側に回った男性が、かつての女性のようにどきどきしてたり顔が引きつっていたりするかというと、まあ、多少は緊張してなくもないが、それでも、選ばれなかったから泣き出すというようなこともなく、ちょっとがっかりだがしょうがないみたいに諦めがいいことで、違う違う、そこで簡単に諦めてしまったら逆に番組が盛り上がらないんだよ、少しは諦めが悪いところを見せてくれと思ってしまった。


逆に一か所だけ面白かったのは、選ぶ側に回った女性のトリスタが、では女王蜂さながら男性陣を前に君臨しているかというとそうでもないところである。プレミアの回で25人の男性の中から15人を選び出し、残る10人の男性を足切りにしてしまったトリスタは、彼女の方が、私が他人を悲しませることになるなんて思ってもみなかったと、思わず咽喉を詰まらせるのだ。別に彼らは残念がってはいても悲しがっているようには見えないし、その高い鼻を折ってやるのはいい経験だよとしか私には思えないのだが、いずれにしても、やっぱりこの種の番組では、選ぶ側が男性、選ばれる側が女性で、その女性の押し隠そうとしても現れてしまう感情の発露を見ることこそが醍醐味なのだ。まあ、たまにはこういう変化形を見るのも気分転換になるが、やはり番組としてはそれほど面白いとは思えない。私はやっぱり「ジョー・ミリオネア」の最終回の方が気になるなあ。



追記 (2003年2月):

上記「ジョー・ミリオネア」の最終回は、全米注視の中、2月10日に明らかにされる‥‥はずだった。だって、もう残っているのはセイラとゾラの二人だけしかいないんだから、誰だって次の回は最終回だと思うだろう。私もそう思っていた。思っていたからこそ、わくわくしながらちゃんと9時からTVの前に陣取り、他のことはそっちのけで見ていたのだ。しかし、番組は進み、既に9時50分、あと10分で番組は終わるはずなのに、エヴァンがどちらかを選ぶ気配がまったくない。これは‥‥もしや‥‥と危惧した通り、番組はそのまま視聴者を宙ぶらりんにしたまま、ただこの回はこれまでの総集編みたいな形で、結局エヴァンが誰を選び、そして事実を告白したかなんて一言もなく終わった。そしてその直後、来週はいよいよ最終回、さてエヴァンは誰を選んだのかを2時間の特別枠で放送‥‥なんて来週の予告が始まった。


なんてこった。FOXに騙された。まんまとしてやられた。この‥‥クソバカFOX、ふざけるのもいい加減にしろよ。視聴者をなめんなよ。言っておくが、次また同じことをしたらFOXなんて死んでも二度と見ないからな、そんなことをするから二流のネットワークと言われているのにまたやるか、と憤慨していたのであるが、同様に、このFOXのあこぎな編成に頭に来た視聴者からのクレームがFOXに殺到した。当然だろう。視聴者をバカにするのにもほどがある。


それでFOXは視聴者に対して謝罪したのであるが、後で謝るくらいなら最初からするな、そんなこと。しかし、ただ謝るだけではなく、別に2月10日放送分が最終回だとは一言も言ってはいないと自己弁護することも忘れなかった。そう言われてみると‥‥確かにこの番組は全7回だとは言ってはいても、先週放送分で来週が最終回だとは言ってはいなかったような気がする。しかし、しかしだよ、番組の流れから言って2月10日放送分が最終回だとは誰だって思うだろうが。その視聴者の心理を突いた視聴率稼ぎのためのなりふり構わない態度、ああ、気に入らない!


しかし、ともかくもFOXの思惑通りに事は進み、この日の「ジョー・ミリオネア」は非常に高い視聴率を獲得した。視聴者は頭に来てはいても、ここまで見てきたのだ、多分来週も見るだろう。私も頭に来てはいるのだが、ここまで見て来週を見ないでは済まされない。ああ、もう、クソバカFOXめが! これ以上こんなことをするなら「アメリカン・アイドル」も見てやんないぞ。



追記 (2003年2月):

さて、2時間枠の、今度こそ正真正銘の「ジョー・ミリオネア」の最終回は、やっぱりというか、最初の1時間は単なる総集編の時間稼ぎだった。今回はこちらもFOXだから多分またやるだろうと踏んでいたから、最初の1時間はTVはつけてはいたが、もしエヴァンが誰を選んだかを告白する段になったらTVの前に戻ればいいやと考えて、掃除をしたり猫と遊んだり雑誌や新聞を読んだりして雑用をこなしていた。1時間経っても事態に進展がなかったのを確かめた時には、思わずふふんと鼻を鳴らしてしまったぜ。


そして最後の1時間になっていよいよエヴァンの告白の時、最初にゾラがサロンに呼ばれる。ついに告白の時がやってきた。ゾラが最初に呼ばれたということは、まずやはりゾラを断るということか、それともゾラを選んだということか。そしてエヴァンは言う。「I have chosen you.」俺は君を選んだ。


私の住むアパートはプリ・ウォー (Pre war) アパートといって、戦前に建てられた、比較的間取りがゆったりとしたビルで、そのせいもあって防音もしっかりしており、普通に暮らしていて、まず隣りから物音など聞こえることはない。それがエヴァンがゾラに、君を選んだと告白した時、廊下を挟んだ向かいのアパートから、きゃーーーーっと絶叫が上がった。10年このアパートに暮らしてきたが、隣りから、それも廊下を挟んだ向かいの部屋から物音が聞こえたのは、後にも先にもこれが初めてである。よほどショックだったんだろう。それにしても、やはり皆気になってたんだなあ。 そしてエヴァンはゾラに、自分はミリオネアでも何でもないことを告白する。ショックを受けるゾラ。エヴァンはゾラに、今夜俺はボール・ルームで君を待っている。もし俺を受け入れて今後も一緒にやっていこうという気があるなら来てくれと告げる。今度はゾラが選択する番である。夜、ボール・ルームでゾラを待つエヴァン。果たしてゾラはこれまで騙されていたことを水に流し、エヴァンの求愛を受け入れるのか。


そして‥‥ゾラは現れたんだなあ。ボール・ルームに。そしてこれからも一緒にやっていこうとエヴァンに告げる。太っ腹というか心が広いというか。エヴァンもそういうところはわかっていたんだろう。私の選択も間違ってなかった。一方、セイラはゾラの後にサロンに呼ばれ、エヴァンが実は金持ちでも何でもないことと共に、彼女を選ばなかったことを告げる。セイラは終始にこやかだったが、多分自分は選ばれるものという自信があったように見受けられた。


その後3番目まで残っていたメリッサが現れ、セイラと陰口/噂話を始める。部屋の中で二人で話している時は声をひそめてほとんど聞き取れないのだが、なんだか、彼女はエヴァンに結構いい思いをさせてあげたようだ。あの自信はきっとその辺から来ていたんだろう。一方、結構エヴァンも悪し様に言われている。カメラが回っているところでこれぐらい言うんだから、もしカメラがないところだったら本当にぼろくそ言いそうだ。まあ、彼女らにも当然その権利はあるわけだが。また、セイラはこの番組が始まってしばらくして、ボンデッジのソフト・コアのポルノ・ヴィデオに出ていたという経歴が暴露されていた。当人は、別に恥ずかしくもないし悪いことをしたわけでもないというコメントを発表していたが、いや、別に私もそのことは恥ずかしくも悪いことでもないと思う。しかし、あんたは実は性格悪そうだ。メリッサほどではないにしても。


ところで、番組の最後のツイストとして、エヴァンとゾラを祝福し、番組プロデューサーから、二人に100万ドルの祝い金のプレゼントがあった。5,000万ドルの資産を持つ御曹子というのは嘘八百だったとしても、100万ドルあれば結構の使い道があるはずで、これは羨ましい。「ジョー・ミリオネア」はこれで最終回のはずだったが、来週、エヴァンとゾラが今はどうなっているかという特別版をまた放送するらしい。くそーつ、いくらなんでも今度こそこれで終わりと思っていたのに、番組がヒットしたらどこまでも引っ張るか。ああ、でも、彼らがその後どうなったかは確かに気になる。どうしよう。見るべきか見ざるべきか。FOXに今後こういうあこぎな編成をさせないためにも、ここは無視するのが一番なのだが‥‥







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