2009年9月20日に発表のあった第61回プライムタイム・エミー賞 (The 61st Annual Primetime Emmy Awards) 受賞番組と、私の予想成績と反省。
コメディ・シリーズ助演女優
私の予想: クリスティ・ウィーグ「サタデイ・ナイト・ライヴ」NBC
受賞したのは: クリスティン・チェノウェス「プッシング・デイジース」ABC
本当に最初の賞で当たったためしがない。
コメディ・シリーズ助演男優
私の予想: ニール・パトリック・ハリス 「ハウ・アイ・メット・ユア・マザー」CBS
受賞したのは: ジョン・クライヤー 「トゥ・アンド・ア・ハーフ・メン」CBS
去年はクライヤーと言っているのに。しかしハリス、来なかったのか。
コメディ・シリーズ主演女優
私の予想: ティナ・フェイ「30ロック」NBC
受賞したのは: トニ・コレット「ユナイテッド・ステイツ・オブ・タラ」ショウタイム
ここも外すか。
コメディ・シリーズ主演男優
私の予想: アレック・ボールドウィン「30ロック」NBC
受賞したのは: アレック・ボールドウィン「30ロック」NBC
やっと一つ当たる。
リアリティ・ショウ・ホスト
私の予想: ジェフ・プロスト「サバイバー」CBS
受賞したのは: ジェフ・プロスト「サバイバー」CBS
少し巻き返す。
リアリティ/コンペティション・プログラム
私の予想: 「ジ・アメイジング・レース」CBS
受賞したのは: 「ジ・アメイジング・レース」CBS
7連覇だ。これで勝率五分に戻すが‥‥
ミニシリーズ/TV映画助演女優
私の予想: ジャネット・マクティア「イントゥ・ザ・ストーム」HBO
受賞したのは: ショーレー・アグダシュルー「ハウス・オブ・サダム」HBO
マクティアかアグダシュルーとは思ったのだが。
ミニシリーズ/TV映画助演男優
私の予想: レン・キャリオー「イントゥ・ザ・ストーム」HBO
受賞したのは: ケン・ハワード「グレイ・ガーデンズ」HBO
今回は意図的に「グレイ・ガーデンズ」外しで予想したのに。不吉な予感がする。
ミニシリーズ/TV映画主演男優
私の予想: ケネス・ブラナー「ヴァランダー」PBS
受賞したのは: ブレンダン・グリーソン「イントゥ・ザ・ストーム」HBO
そう来たか。
ミニシリーズ/TV映画主演女優
私の予想: シガーニー・ウィーヴァー「プレイヤーズ・フォー・ボビー」ライフタイム
受賞したのは: ジェシカ・ラング「グレイ・ガーデンズ」HBO
ハワードが助演男優をとった時点で諦めてたよ。
TV映画
私の予想: 「イントゥ・ザ・ストーム」HBO
受賞したのは: 「グレイ・ガーデンズ」HBO
はいはい。
ミニシリーズ
私の予想: 「ジェネレーション・キル」HBO
受賞したのは: 「リトル・ドーリット」PBS
2本しかノミネートされてないのにここまで外すか。
ヴァラエティ/ミュージック/コメディ・シリーズ
私の予想: 「ザ・デイリー・ショウ・ウィズ・ジョン・スチュワート」コメディ・セントラル
受賞したのは: 「ザ・デイリー・ショウ・ウィズ・ジョン・スチュワート」コメディ・セントラル
既に焼け石に水的な気配が漂ってきたな。
ドラマ・シリーズ助演男優
私の予想: ウィリアム・シャトナー「ボストン・リーガル」ABC
受賞したのは: マイケル・エマーソン 「ロスト」ABC
ここは本気で外した。まったく露ほども考えていなかった。
ドラマ・シリーズ助演女優
私の予想: ローズ・バーン「ダメージス」FX
受賞したのは: チェリー・ジョーンズ「24」FOX
本当に今年は当たらない。
ドラマ・シリーズ主演女優
私の予想: キラ・セジウィック 「ザ・クローザー」TNT
受賞したのは: グレン・クローズ「ダメージス」FX
いつかはセジウィックとれるのだろうか。
ドラマ・シリーズ主演男優
私の予想: ブライアン・クランストン「ブレイキング・バッド」AMC
受賞したのは: ブライアン・クランストン「ブレイキング・バッド」AMC
前回当たったのが既に遠い過去のような気がする。
コメディ・シリーズ
私の予想: 「30ロック」NBC
受賞したのは: 「30ロック」NBC
連覇だね。
ドラマ・シリーズ
私の予想: 「マッド・メン」AMC
受賞したのは: 「マッド・メン」AMC
連覇か。
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9月20日以前に発表のあったマイナー部門の受賞予測。
ドラマ・シリーズ、ゲスト男優
私の予想: マイケル・J・フォックス「レスキュー・ミー」FX
受賞したのは: マイケル・J・フォックス「レスキュー・ミー」FX
これは当たるだろうと思った。
ノンフィクション・シリーズ
私の予想: 「アメリカン・エクスペリエンス」PBS
受賞したのは: 「アメリカン・マスターズ」PBS
カン頼みの方向性としては悪くなかった。
ノンフィクション・スペシャル
私の予想: 「ファラズ・ストーリー」NBC
受賞したのは: 「102ミニッツ・ザット・チェンジド・アメリカ」ヒストリー
9/11は強かった。
リアリティ・プログラム
私の予想: 「インターヴェンション」A&E
受賞したのは: 「インターヴェンション」A&E
たまには意地で特定の番組を推し続けるといいことがあることもある。
アニメーション
私の予想: 「サウス・パーク」コメディ・セントラル
受賞したのは: 「サウス・パーク」コメディ・セントラル
とまあ地道に予測し続けると、こんな感じで棚ボタ的に当たることもある。
総評 (反省と今後の対策)
今回は24部門予測して当たったのは10部門。勝率4割2分と実は昨年とほとんど変わらないのに今回の方が外した気がするのは、なんといっても主要部門で外れまくっているから。特にTV映画/ミニシリーズはだいたいその時の中心的番組が賞を独占するのが倣いだが、そこで読みが外れたために総崩れになった。今年のTV映画はHBOの「グレイ・ガーデンズ」が軸だったのだが、これは来ないと思って意図的に全部外したのが仇となったわけだ。しかしいくらなんでも助演男優のハワードまでというのはあげ過ぎ。また、ミニシリーズで「ジェネレーション・キル」ではなく「リトル・ドーリット」というのは、解せんという輩が多いのでは?
式次第は、目も当てられないくらい悲惨なできだった昨年に較べ、今回は格段に向上した。ホストのニール・パトリック・ハリスは今年のトニー賞でホストを担当、各界から絶賛されたが、私も非常にできがいいと感心した。あの天才少年ドギー・ハウザーが、こんなに歌って踊れてジョークもうまいとは思ってもみなかったのだ。同じく歌って踊れてジョークも言えてさらにハンサムなヒュー・ジャックマンよりハリスの方が点が高いと感じるのは、むしろハリスはさほどハンサムではないというその点にこそあると思う。あのハリスが、という意外性だ。2回目となるエミー賞では意外性こそ薄れたが、トニー賞同様、こなれてできのいいところを見せた。あの口の悪いジョン・スチュワートが、壇上でわざわざハリスを名指しで誉めていたくらいだ、他の者も同様に思ったのは確実だろう。
構成としては今年は基本的に番組をコメディ、ドラマ、リアリティ、ロング・フォームといった具合にジャンル分けし、それぞれを一とまとめにして一気に賞を与えるという体裁がとられた。ただし、メインのコメディとドラマの作品賞だけは2本まとめて最後に与えられた。最も重要な賞だから、これを番組の頭や半ばに持ってこれないのはよくわかる。しかし、だったらリアリティとかヴァラエティ、TV映画だとかも、作品賞だけは最後に、という意見はなかったのだろうか。
実際、年々影が薄れてきているTV映画やミニシリーズは、本来のエミー賞授賞式ではなく、それ以前に発表されるその他もろもろの小さな賞と一緒に授賞するという案が今回最初にあった。それが俳優協会を中心に強硬な反対があったせいでご破算になったという経緯がある。ハリウッド・スターはTVではその手のロング・フォーム番組にしか出ていない場合が多いから、これをなくしてしまうとエミー賞に大物スターが来ないという事態になって、華やかさが半減してしまう。それを考えると、数が少なくなったとはいえ、ロング・フォーム部門をプライムタイムから外してしまうわけにもいくまい。
今年のエミーは、できがよかっただけでなく、視聴率も最低記録を更新した昨年から若干持ち直した。まったく同慶の至りで、これで新シーズン、何か大きなヒット番組が出現したら、TV界もまた調子は上向きに転じることも可能と思うのだが。
