放送局: FOX

プレミア放送日: 1/16/2002 (Wed) 20:00-20:30

製作: ケイシー-ワーナー-マンダバック・プロダクション

製作総指揮: テリー・ターナー、マーク・ブラジル、リンダ・ウォレム、クリスティン・ザンダー、マーシー・カーシー、トム・ワーナー、キャリン・マンダバック

クリエイター: テリー・ターナー、マーク・ブラジル、リンダ・ウォレム

監督: デイヴィッド・トレイナー

音楽: ベン・ヴォーン

美術: ガーヴィン・エディ

出演: グレン・ハワートン (コーリー)、ティンスリー・グライムス (ケイティ)、エディ・シン (ロジャー)、シャイラー・リー (チューズデイ)、ブリタニー・ダニエル (ソフィア)、ジオフ・ピアソン (RT)、マーガレット・スミス (マーガレット)


物語: 時は1984年。パンク・ロックの波はここカリフォルニア州サンディエゴにも着実に押し寄せてきていた。レコード店で働くコーリーはソフィアと別れたばかりで元気がない。実はバイ・セクシュアルのソフィアは、コーリーよりも彼の妹のケイティの方に気が合ったのだ。居候のエディはロナルド・レーガンを崇拝し、今日も自己啓発に余念がない。コーリーの父RTは、コーリーに自分のいる企業で働いてみないかと持ちかけるが、結局企業で働くのは無理とわかったコーリーはまたレコード店に帰って来ることになる。コーリーはそこで、新しく入ったバイトのパンク少女チューズデイと共に働くことになるのだった‥‥


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FOXの「ダット・セヴンティース・ショウ (That '70s Show)」は、ドラッグ、フリー・セックスが横行したアメリカの70年代を偲ぶシットコムであり、中くらい程度のヒット番組になっている。その時代に青春時代を送ったベイビー・ブーマーの世代を狙ったんだろうが、意外にも今の若い世代の視聴者にも受けている。結構そういう世代風潮が新鮮に見えるんだろう。この番組に主演しているトファー・グレイスは、「トラフィック」「オーシャンズ11」と、今ではスティーヴン・ソダーバーグ作品の常連だ。


「ダット・エイティース・ショウ」は、今度は80年代のパンク・ロック世代を面白おかしく描くという、もろに柳の下の二匹目のドジョウを狙う二番煎じ番組である。製作者もまるで同じだ。安易な発想ではあるが、それで面白い番組ができるなら、見る方としては文句はない。


出演者は、UPNで5年間続いたシットコム「ハッピリー・エヴァー・アフター (Happily Ever After)」に出演していたジオフ・ピアソン以外、ほぼ全員私には初見。ソフィアに扮するブリタニー・ダニエルは「バスケットボール・ダイアリース」でレオナルド・ディカプリオと共演しているそうだが、まったく覚えてない。主人公のグレン・ハワートンも初めて見る。この手の番組としては滅多に見ないアジア系のレギュラーとして、「ER」にもゲスト出演していたエディ・シンが出ている。


しかし、結局、「エイティース」は「セヴンティース」の二番煎じ以外の何ものでもないという印象しか与えない番組になってしまった。「エイティース」が「セヴンティース」と最も違うのは後ろで使われるテクノ調の音楽だけであり、見かけでは最も特徴のあったパンクのとんがり頭のチューズデイも、番組が終わる頃には特徴のあるのは鼻チェーンくらいで、あとは普通に戻ってしまった。多分あの髪型を維持するのは大変なんだろう。番組収録のたんびに髪のセットに何時間もかけてたんでは割りに合わないに違いない。


それにポイントとなるギャグでも、作っている人が同じだから、「セヴンティース」と印象はそれほど違わない。見かけ上は70年代のファッションと80年代のファッション、それにバックの音楽の違いはあるが、そんなのは見ててすぐに慣れる。結局笑えるかどうか、シットコムとしての意義はそこにしかない。その点、まあ、それなりに笑わせてはくれたが、「セヴンティース」を超えるという感じはしなかった。それでも、その当時の時代を感じさせるギャグを入れることは忘れていない。例えば、コーリーとケイティとロジャーが、TVで当時のヒット・ドラマ「ダイナスティ」を見ながら一気飲みをするところなんて、その最たるもんだ。テクノ音楽に合わせた、あのロボット的な動きをするダンスのギャグも、常套とはいえおかしい。


結局、ある一定以上の年齢層にはそこはかとないノスタルジーを感じさせ、若い層には今とは異なるものの考え方をしていたある時期を面白く見せるという、番組の狙い自体は外してないということか。しかし、テクノ音楽って、もう過去の懐かしの音楽になってたんだなあということが感慨深かった。それにパンクって、やはり今見ると変だ。あのファッションは自分を主張するにしては、手間暇がかかり過ぎ、無駄が多すぎる。誰でもやったわけではないとはいえ、あんなのが流行ったというのが今では滅茶苦茶不思議に見える。でも、ファッションって、そういうものか。あと10年もしたら、今の鼻ピアスとかへそピアスとかがまるで大昔の不思議なファッションに見えるのかも知れない。そうしたらきっと今度は「ダット・ナインティース・ショウ」が現れるんだろう。







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That '80s Show

ダット・エイティース・ショウ   ★★1/2

 
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