ヴァレロ・テキサス・オープン
2009年5月14日-5月17日 ★★★
テキサス州サン・アントニオ、ラカンテラ・ゴルフ・クラブ
ヴァレロ・テキサス・オープン
2009年5月14日-5月17日 ★★★
テキサス州サン・アントニオ、ラカンテラ・ゴルフ・クラブ
テキサス・オープンって、なんか忘れた頃に開催しているというか、だいたいいつもWGCイヴェントやメイジャー、ライダー・カップなんかと同時開催していて陽が当たらないイヴェントという印象ができてしまっている。おかげで見ている年があったりなかったりなのだが、実際に開催していたのかもわからない。昨年はあったのだろうかと思っていたら、フェデックス・カップ終了後の開催だった。
ところでトーナメント・スポンサーのヴァレロがオイル・ブランドであることも、ニュージャージーに引っ越してきて初めて知った。ニューヨークでヴァレロのガス・スタンドなんて見たことなかったんだが、内陸部がテリトリーだったようだ。
さてそのテキサス・オープン、3日目に天候悪化のためプレイを終えることができず、その時点での暫定首位はこの日、コース・レコード・タイの10アンダー60という驚異的スコアで並みいるゴルファーをごぼう抜きして15アンダーまでスコアを伸ばしたザック・ジョンソン。しかもジョンソンはこのトーナメントのディフェンディング・チャンプだった。残りはプレイは終えてないものの、12アンダーでポール・ゴイドスとジャスティン・レナード、11アンダーでマーク・リーシュマンとスコット・スターリングが続く。しかしパー70のコースで60って、パー72のコースで59出すより難しくないか。しかしジョンソンはこないだのクエイル・ホロウという例があるからな、最終日も安心はできん。
実際最終日は特に誰かが伸びるということもなく、混戦。一時は15アンダーから1打差で8人前後がひしめき、まったく誰が勝つかわからない。その中をジェイムズ・ドリスコルがこの日8アンダー62というベスト・スコアでまず15アンダーでレギュレイションを終える。
その後ゴイドスが16番パー4でバーディを奪い、16アンダーとなって単独首位に立つが、ゴイドスは17番パー3、18番パー4で連続ボギーと脱落。結局この日イーヴン・パーながら15アンダーでレギュレイションを終えたジョンソンとドリスコルの二人でプレイオフとなった。ドリスコルはプレイを終えてから2時間もプレイオフに備えて待っていた。
18番でのプレイオフはドリスコルが第2打をカップまで25フィート、ジョンソンが15フィートにつける。ドリスコルがバーディ・パットを外した後、ジョンソンはバーディ・パットを沈め、クエイル・ホロウのリヴェンジを果たしたという格好になった。しかしドリスコルは、2時間も待たされて最初のプレイオフ・ホールですぐ負けるというのもがっかりだろうなあ。