Star Wars: Episode 1: Phantom Menace

スターウォーズ: エピソード1: ファントム・メナス  (1999年6月)

やっと行ってきた。「スターウォーズ:エピソード1」。超混雑は避けられないと見たので公開直後の数週間は見送り、比較的ゆっくりと見られる平日の夜を選択。普段は最初の回の上映が半額の5ドル前後になるアパート近くのクイーンズかロング・アイランドの劇場に週末に見に行くのだが、今回はイヴェント映画ということででかい劇場で設備や雰囲気を楽しもうとわざわざ9ドル50セントも出してマンハッタンの由緒ある劇場ジークフェルドを選択する (それでも日本の平均的入場料から見ればだいぶ安いが。) しかし予想とは裏腹によい席は既に埋まっており、上映時間の2時間も前に切符を買ったのに私たち夫婦の席はほとんど後ろの壁に近いところだった (ジークフェルドは全席指定だ)。


とにかく上映が始まって、私は‥‥寝てしまった。最初の部分はかったるかったというのが正直な感想だ。場内がうるさくなって、いざアナキン坊やのレースが始まるシーンではちゃんと起きて楽しんだから別に金を損したという気はしないが、しかしアクション・シーン以外では別に大したことはなかった。特にルーカスのドラマ部分の演出、例えばアナキンと母親の別れのシーンなどは、はっきり言って下手だ。「アメリカン・グラフィティ」からずっとそうであるが、ルーカスは乗り物が出てくるシーン以外は大したことはない監督ということを改めて認識した。全然可愛くもないクリーチャーによるコミック・リリーフもうるさいだけで愛嬌まったくなし。


それよりも私の隣りで上映中まったく落ち着きがなかったくそガキには腹が立った。母親と一緒なのに、彼女は途中ソーダやお菓子を買いに席を立って甲斐甲斐しく面倒を見る割りには、子供の社会教育はまったくなってなかった。日本でもアメリカでもこういった親が子供をスポイルしてだめにするのだと強く思った。因みに上映後女房が言うには、彼女も前半のたるい部分は眠くて仕方なかったそうで、ここで寝ては金を出した私に悪いと思ながら横目で見ると、私が気持ちよく寝ていたので自分も安心して寝たそうである。帰りはジークフェルドの内装を見ながらゆっくりと帰りました。






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