3日目を終わって11アンダーで首位はロバート・ギャリガス。9アンダー2位にロバート・カールソン、8アンダーでヒース・スローカムとリー・ウエストウッド、6アンダーにショーン・ミキール、ティム・ペトロヴィク、リー・ジャンセン、ギャレット・ウィリスが続く。


最終日は前半4ホールを3アンダーのウエストウッドが伸びて11アンダー、ボギーが先行して9アンダーまで後退したギャリガスを逆転する。しかしギャリガスはここからまた巻き返し、16番パー5を終えた時点で13アンダー。ウエストウッドは17番パー4をボギーでカールソンと共に10アンダー、18番パー4を残すのみで3打リードのギャリガスの勝ちはほぼ確定する。


しかしギャリガスはその18番でティ・ショットを引っかけてクリークに落とす。ドロップしての第3打もクリークの反対側に。第4打はフェアウェイに戻しただけで、第5打をグリーンに乗せて2パットのまさかのトリプル・ボギー。これでギャリガス、ウエストウッド、カールソンの3人が10アンダーで並んでプレイオフとなった。


18番でのプレイオフはギャリガスのティ・ショットがフェアウェイ右のラフの木の真後ろで止まり、第2打はグリーンを狙えない。まずフェアウェイに戻し第3打をグリーンに乗せてのパー・パットはカップ右に蹴られ、まずギャリガスが脱落する。


プレイオフ2ホール目の11番パー3ではカールソンが入れ頃の7フィートのバーディ・パットがあったが、これを外す。プレイオフ3ホール目の12番パー4ではカールソン、ウエストウッド共に4フィートのまったく同じ位置からの下りのパー・パットを残し、まず最初にウエストウッドが右側に外す。今度こそと思われたカールソンは今度は左に外す。


プレイオフ4ホール目の18番は、第3打をピン・ハイ4フィートにつけたウエストウッドが、今度はこれを沈め、先にパーで上がっていたカールソンをうっちゃった。カールソンは勝つチャンスを連続で逃した。しかし、当然最も悔しいのは最終ホールで優勝を反古にしたギャリガスだろう。ウエストウッドはストローク・プレイではこれがツアー初優勝。








 

セント・ジュード・クラシック   ★★★

2010年6月10日-6月13日、テネシー州メンフィス

TPCサウスウィンド

 
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