フェデックス・セント・ジュード・クラシック

2005年5月26-29日   ★★1/2

テネシー州メンフィス、TPCアット・サウスウインド

初日から好調のジャスティン・レナードが3日目終了時点で17アンダー、9アンダーで2位のヒース・スローカムに8打差を着け、既に勝負は決まったも同然、競る勝負が多かった今年のツアーでは、先週のコロニアルに続いて大味な勝負を予感させる。それにしても、こういうのって結局最終的にはバランスがとれて、ずっと競った勝負が続くわけには行かないな。


と思っていた最終日、昨年の覇者デイヴィッド・トムズが追い上げ、この日7アンダー63、通算13アンダーまでスコアを伸ばす。とはいえレナードはその日それほど調子がいいわけではなく、16番パー5を終わった時点で2ボギー、ノー・バーディといえども、この時まだ15アンダーと貯金が効いている。


しかしレナードは17番パー4でティ・ショットがフェアウェイをキープせず、第2打はグリーンまで届かない。バンカーを挟んでの第3打はカップ上5フィートに寄せ、きっちりとパー・セイヴする。ここでボギーなら1打差で18番とほんとにわからなかったんだが。


レナードは18番パー4でもティ・ショットをバンカーに入れ、第2打は大きく右に反れる。第3打はシャンクでグリーンに乗りはしたものの30フィート残す。パー・パットは4フィート・オーヴァー、ボギー・パットも外すと本当にプレイオフと思わずひやりとさせたが、ここもきちりと決めて、この日3オーヴァー73ながらも通算14アンダーで、トムズに1打差の冷や冷やものの勝利で今季ボブ・ホープに続いての2勝目を上げた。9アンダー3位にフレッド・ファンク、8アンダー4位にはデイヴィス・ラヴ3世とスローカムが入った。そういえば昨年は、トムズ自身がレナードみたいに追われる立場だったんだった。 





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