ソニー・オープン

2007年1月11日-14日   ★★★

ハワイ州ホノルル、ワイアラエ・カントリー・クラブ

初日ミシェル・ウィーが8オーヴァー78を叩き、今年もダメかとがっかりさせたソニー・オープン、ウィーは2日目も6オーヴァーで通算14オーヴァーと、かすりもせずに予選落ち。まだ7オーヴァーだった昨年の方がよかった。今年はウィーの下にいるゴルファーはたった一人だけだ。代わって話題を独占したのが、弱冠16歳の日系のアマチュア、タッド・フジカワ。フジカワは初日こそ1オーヴァー71だったが、2日目、3日目を4アンダー66で回り、3日目終了時点で7アンダー8位タイまで上昇した。一方、上位の方は首位が13アンダーのチャールズ・ハウエル3世。12アンダーでルーク・ドナルド、11アンダーがポール・ゴイドス、9アンダーにテッド・パーディとスティーヴ・ストリッカーが続く。

最終日は9番パー5でイーグルを奪ったハウエルが15アンダー、13アンダーのドナルドに2打差をつける。しかしハウエルはそこから伸びず、一方、じりじりと追い上げたゴイドスが15番パー4でバーディをとって13アンダーとなりハウエルと共に首位に並び、続く16番パー4でもバーディで14アンダーで単独首位。ゴイドスは続く17番パー3でボギー、そして18番パー5でバーディと、後半は忙しいゴルフながら14アンダーと首位のままレギュレイションを終える。18番のイーグル・チップはフラッグに当たって弾かれる、あわやというものだった。

ハウエル13アンダー、ドナルド12アンダーでゴイドスを追う18番では、今度はドナルドがフラッグを直撃するあわやと思われるイーグル・チップだったが、弾かれてバーディ。一方のハウエルのイーグル・チップは強過ぎ、10フィートオーヴァー。返しのバーディ・パットも外し、ゴイドスの11年ぶりにツアー2勝目を上げた。最終スコアはゴイドス14アンダー、ハウエルとドナルドが13アンダー、ダグ・ラベル2世、K. J. チョイ、ジム・フューリック、ストリッカーの4人が9アンダーで4位に入った。フジカワはこの日1オーヴァー71で通算5アンダー20位タイに終わったが、それでもTVカメラは最後まで彼を追いかけ、印象としては彼のトーナメントだったということに誰も異論はあるまい。



 
 
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