ブラッド・ファクソンが初日から最終日まで一度も首位を譲ることなく、ワイヤー・トゥ・ワイヤーで危なげなく勝った。アーニー・エルスは優勝戦線に絡むが、またもや崩れて3位。これで3週連続してこうだ。今年ずっとこんな感じでなければいいんだが。
ソニー・オープンは昨年もポール・エイジンガーが大差で勝って、近年はあまり盛り上がらない。ジョン・ヒューストンが28アンダーなんて記録を作ったのも確かこのトーナメントだったよな。青木功が最終ホールでイーグルをとって劇的な逆転優勝をした時代もあったんだが。
同じハワイでもソニー・オープンのコースは、メルセデス・チャンピオンシップが開かれたカパルア・プランテーション・コースとまるで印象が違う。カパルアは高低差の大きい大自然の中でプレイするといった雰囲気なのに、ソニー・オープンのワイアラエはフラットなコースで、ちょっと見ただけではゴルファーが今何ホール目をプレイしているのかわからない。そういうのがドラマティックな展開になるのを妨げているのではないか、等と考えながら見ていた。