シェル・ヒューストン・オープン

2007年3月29日-4月1日   ★★★

テキサス州ハンブル、レッドストーン・ゴルフ・クラブ

今年のヒューストン・オープンは3日目に雨に祟られ、その日のラウンドを終えられないゴルファーが続出、日曜の朝に第3ラウンドを終える。その時点で首位は14アンダーのバッバ・ワトソン。3打差11アンダーでアダム・スコット、スチュワート・アップルビー、ジェフ・マガート、ジョンソン・ワグナー、ポール・スタンコウスキーら5人が続く。 飛ばし屋として有名なワトソンであるが、今回を見る限り何がなんでもドライヴァーでティ・オフすることはさすがにやめたようだ。私もその方がスコアはまとまると思う。ワトソンとかJ. B. ホームズとかのとにかく飛んでけドライヴァーを見るのもツアーを見る楽しみの一つではあるんだが、やはり勝っておかないことには後が続かない。

しかし最終日は最初の方でワトソンにボギーがかさんだことですぐに逆転、アップルビーとスコットのオージー勢での首位争いになる。そのすぐ下でワトソンが挽回の機会をうかがうという膠着状態のまま進む。ワトソンは中盤、5-7フィートのクラッチ・パー・パットを連続で決めてこらえるも、15番パー3で3パットのボギーを叩き、13アンダー。この時17番パー4をプレイ中のスコットは17アンダー、アップルビーは15アンダーで、ほぼ自力優勝の可能性は断たれた。

一方アップルビーは17番でバーディを奪い、16アンダーとなってスコットに1打差。スコットは18番パー4のティ・ショットを左に曲げて池に打ち込んでしまい、勝負はまったくわからなくなった。と思ったのも束の間、安全に右バンカーからの第2打をグリーン中央狙いで行くと思ったアップルビーまでが、左に曲げて池に打ち込んでしまう。スコットはドロップしての第3打をグリーン奥カップ上30フィートに乗せ、パー・パットを沈めてこの日6アンダー66、通算17アンダーでレギュレイションを終え、一度は離れかけていた優勝を再び強引に呼び戻した。アップルビーは結局このホール、ダブル・ボギーで、ワトソンと共に14アンダーで2位、13アンダー3位にはトミー・アーマー3世、12アンダー5位にロバート・ガリガス、アンソニー・キム、ハンター・メイハンの3人が入った。



 
 
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