ここ数年間スポンサーを務めていたヒュンダイが降り、代わって同じく韓国の放送局であるSBSが新しいスポンサーに就いた。韓国ドラマをアメリカに売り込む戦略かと一瞬考えたが、念頭にあるのは韓国の視聴者ということなのかもしれない。
そのSBS、3日目を終わって18アンダーで首位はジャスティン・トマス。16アンダー2位に松山英樹、14アンダー3位にウィリアム・マガート、ジミー・ウォーカー、ライアン・ムーア、13アンダー6位にブレンダン・スティールがいる。それにしても松山、出場するすべてのトーナメントで優勝に絡むようになってきた。
最終日は松山が今一つで、トマスとの差が広がる。一時はトマスが松山に5打差つけるが、松山はリーチャブルの14番パー4でグリーン手前までドライヴァーで持っていった後の第2打を直接カップに放り込むイーグル、19アンダーとなってその時22アンダーのトマスに3打差。
トマスは直後の15番パー5で第2打をOB、ダブル・ボギーで20アンダーに後退、松山と一打差。勝負はわからなくなった。松山はこの15番でも続く16番パー4でも充分入れ頃のバーディ・パットがあり、トマスと並ぶチャンスがあったが、共に外した。
勝負のキモは17番パー4で、第2打をピン・ハイ5フィートに寄せたトマスに対し、松山は安全に行き過ぎてグリーンの高いところに30フィート残す。松山はそこから3パット、一方のトマスはバーディ・パットを沈め21アンダー、残り1ホールで18アンダーの松山に3打差つけ、勝負あった。18番パー5では二人ともバーディ、トマスが22アンダーで今季第一戦をものにした。松山が19アンダー2位、16アンダー3位にジョーダン・スピース、パット・ペレス、ムーアの3人が入った。