初日:

フォーサム

USAがこんなに圧倒するのはいったいどれくらい振りなのか、というくらい絶好調、4つのマッチで全部勝つ。一方のヨーロッパは、噛み合ってないなという印象強し。


USA/ヨーロッパ


○J.スピース/P.リード                 3&2     ●H.ステンソン/J.ローズ

○P.ミッケルソン/R.ファウラー      1UP     ●R.マキロイ/A.サリヴァン

○J.ウォーカー/Z.ジョンソン         4&2     ●S.ガルシア/M.カイマー

○D.ジョンソン/M.クッチャー        5&4     ●L.ウエストウッド/T.ピータース


USA 4-0 ヨーロッパ



フォーボール

今度は打って変わってヨーロッパが好調、USAはスネデカー/ケプカが5&4でカイマー/ウィレットを圧倒したものの、あとの3マッチはヨーロッパがとる。


●J.スピース/P.リード         5&4     ○H.ステンソン/J.ローズ

●J.B.ホームズ/R.ムーア 3&2     ○S.ガルシア/R.カブレラ-ベヨ

○B.スネデカー/B.ケプカ 5&4     ●M.カイマー/D.ウィレット

●D.ジョンソン/M.クッチャー 3&2     ○R.マキロイ/T.ピータース


USA 5-3 ヨーロッパ



2日目:

フォーサム

段々接戦になってくるが、なんといっても白眉は第4マッチのガルシア/ベヨ vs リード/スピースで、12番を終わった時点でリード/スピースが4アップからガルシア/ベヨが挽回に転じ、17番パー3でベヨがグリーン脇のラフからの20フィートのバーディ・パットを沈めて追いついて分けた。しかも同じく17番でのスピースの40フィートのバーディ・パットは、入ったと思ったボールがなぜだかカップの端で止まったままで、要するに紙一重の勝負だった。


●P.ミッケルソン/R.ファウラー    4&2 ○R.マキロイ/T.ピータース

○B.スネデカー/B.ケプカ     3&2 ●H.ステンソン/M.フィッツパトリック

●J.ウォーカー/Z.ジョンソン     1UP ○J.ローズ/C.・ウッド

J.スピース/P.リード             Halved S.ガルシア/R.カブレラ-ベヨ


USA 6 1/2-5 1/2ヨーロッパ


フォーボール

絶好調のマキロイ/ピータースが初戦をものにした後、USAが挽回に転じる。残りの勝負のキモはウエストウッド/ウィレット vs ホームズ/ムーアで、最終ホールをヨーロッパがとってハーヴドで終わるかと思われた18番での2フィートのバーディ・パットを、ウエストウッドが山側に外した。


●D.ジョンソン/B.ケプカ 3&1     ○R.マキロイ/T.ピータース

○J.B.ホームズ/R.ムーア 1UP     ●D.ウィレット/L.ウエストウッド

○P.ミッケルソン/M.クッチャー 2&1   ●S.ガルシア/M.カイマー

○J.スピース/リード         2&1     ●H.ステンソン/J.ローズ


USA 9 1/2-6 1/2ヨーロッパ



最終日: シングルス


先陣を切ったマキロイ vs リード戦が最も面白く、互いにガッツ・ポーズや相手の真似をしたり挑発したり、一方がバーディをとったら片方がとり返すなど、ギャラリーを沸かせる沸かせる。一方、ゴルフとしてはミッケルソン vs ガルシアが超ハイ・レヴェルのゴルフでこちらも唸らせる。この日はミッケルソンが10バーディ、ガルシアが9バーディと、二人共コース・レコード・レヴェルのゴルフで堪能させた。


とはいえ勝負としてはUSAが久し振りに溜飲を下げる圧勝で、ムーアがウエストウッドを下した時点で勝負が決し、もっと競って勝負を演出してもらいたかったというのは高望み過ぎるか。それでもやはり、マッチ・プレイって面白い。キャプテンズ・ピックはUSAのクッチャー/ムーア/ファウラーがそこそこの成績を挙げたのに対し、ヨーロッパのウエストウッドは全敗、カイマーもイマイチだが一方でピータースが4勝を挙げるなど、当たり外れが大きかった。ウエストウッドだけでなく、サリヴァン、フィッツパトリック、ウィレットと、調子が今一つでハーフ・ポイントも稼げなかったゴルファーが4人もいたのも痛かった。これまた好調だったベヨをもっと前半で起用できていたら、流れも変わっていたかもしれない。


サブ・キャップとして姿を見せたタイガー・ウッズは、前回数か月前に見た時より体重を落として精悍な顔つきになっていた。復帰はあるのだろうか。



○リード            1up      ●マキロイ

●スピース         3&2     ○ステンソン

●ホームズ        3&2     ○ピータース

○ファウラー      1up     ●ローズ

●ウォーカー     3&2     ○カブレラ-ベヨ

ミッケルソン      halved ガルシア

○ムーア            1 up    ●ウエストウッド

○スネデカー     3&1     ●サリヴァン

○D.ジョンソン   1up     ●ウッド

○ケプカ            5&4    ●ウィレット

●クッチャー     1up      ○カイマー

○Z.ジョンソン  4&3      ●フィッツパトリック


USA 17-11 ヨーロッパ



出場ゴルファー


USA

キャプテン: デイヴィス・ラヴ3世


ダスティン・ジョンソン

ジョーダン・スピース

フィル・ミケルソン

パトリック・リード

ジミー・ウォーカー

ブルックス・ケプカ

ブラント・スネデカー

ザック・ジョンソン


キャプテンズ・ピック:


J.B.ホームズ

リッキー・ファウラー

マット・クッチャー

ライアン・ムーア



ヨーロッパ

キャプテン: ダレン・クラーク


ロリ・マキロイ

ダニー・ウィレット

ヘンリク・ステンソン

クリス・ウッド

セルジオ・ガルシア

ラファエル・カブレラ-ベヨ

ジャスティン・ローズ

アンディ・サリヴァン

マシュウ・フィッツパトリック


キャプテンズ・ピック:


リー・ウエストウッド

マーティン・カイマー

トマス・ピータース











 

41回ライダー・カップ   ★★★

2016年9月30日-10月1日、ミネソタ州チャスカ

ヘイゼルティン・ナショナル・ゴルフ・クラブ

 
inserted by FC2 system