それでもマスターズで優勝に絡んだタイガー・ウッズがまさかの予選落ち。それも足切りが1オーヴァーのところを9オーヴァーと擦りもしない。下から数えた方が早いくらいで、プロ入り後こんなのは初めてじゃないのか。マスターズの時はまだ気が張っていたから気力でもたせたが、それも途切れたか。頼むなんとかしてくれ。一方日本では石川遼が58という記録が。PGAツアーでは58なんて記録あったろうか。ウッズですら60すらなかったと思うが。


さて勝負の方は3日目を終えて9アンダーで首位はビリー・メイフェア。7アンダー2位にデイヴィス・ラヴ3世とフィル・ミッケルソン、6アンダーにダスティン・ジョンソン、J. J. ヘンリー、アンヘル・カブレラと、久しぶりにヴェテランの名が連なる。メイフェアもラヴも、その名をタイプで打ち込むのは久しぶり。


というヴェテラン対決かと思わせといて、勝ったのはなんと最終日、10アンダー62というコース・レコードで、あれよあれよという間に上位ごぼう抜きでトップに立ったロリ・マキロイ。18番パー4は、まさかの40フィートのバーディ・パットを沈めた。東の18歳の石川が58を出したかと思えば、西の20歳のマキロイがコース・レコードで逆転勝ち。マキロイはプレイ後のインタヴュウで、ゾーンに入っていたと言っていたが、石川もたぶんそうだったんだろう。この日の晩のゴルフ・チャンネルはこの二人の話題で持ち切りだった。


マキロイは15アンダーで優勝、ミッケルソンが11アンダーで2位、10アンダー3位にカブレラ、9アンダー4位にブレンドン・デ・ヨング、8アンダー5位ボー・ヴァン・ペルト、7アンダー6位にリッキー・ファウラーが入った。メイフェア、ラヴは二人とも4オーヴァーで、まったくヴェテランの日ではなかったようだ。


ついでに言うとLPGAでも宮里藍がツアー3勝目を上げ、一方これまでほぼ無敵だったロレン・オチョアが引退。ウッズが勝負に絡まなくなった途端、これはいったいなんだ。今年のゴルフ界はこれからいったい何が起こるのか。








 

クエイル・ホロウ・チャンピオンシップ   ★★★

2010年4月29日-5月2日、ノース・カロライナ州シャーロット

クエイル・ホロウ・クラブ

 
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