クエイル・ホロウ・チャンピオンシップ

2009年4月30日-5月3日  ★★1/2

ノース・カロライナ州シャーロット、クエイル・ホロウ・クラブ

これまでのスポンサーだったワコヴィアが去ったクエイル・ホロウ、トーナメント名もクエイル・ホロウ・チャンピオンシップとまんまとなった。ここんとこの世界金融危機を見るに、金融大手のワコヴィアがゴルフ・トーナメントのスポンサーシップをすることに対しては、風当たりも強いだろうし実際に金出してる余裕なんてないだろう。と言いつつも経営陣だけはまた何十万何百万ドルもボーナス貰ってたりするんだぜ、と、なんか不満。


さて勝負の方は初日にタイガー・ウッズが7アンダー65で単独首位、フィル・ミッケルソンが5アンダーで2位タイと、これはマスターズの最終日の再現かと期待させといて、ウッズ、ミッケルソンともに2日目、3日目伸びず、結局3日目終了時点で11アンダーで首位はザック・ジョンソン。確かにこれもある意味マスターズの再現ではあるな。その下9アンダーにウッズ、ルーカス・グローヴァー、ジョージ・マクニール、8アンダーにブレンドン・デ・ジョング、ショーン・オヘア、バッバ・ワトソン、レティーフ・グーセンが続く。


最終日はジョンソンがいきなり2番パー3でトリプル・ボギー、混戦となる。しかしウッズも伸びず、その中をまずワトソンが10アンダーでホール・アウト。しかしこの日好調のオヘアが17番までに12アンダー。オヘアは18番でボギーを叩くも11アンダーでレギュレイションを終え、ワトソンのチャンスは消える。


一方ウッズ最大のチャンスはリーチャブルの14番パー4で、ウッズは見事に1オン、20フィートのイーグル・パットを迎える。入れれば一気に首位タイだ。しかしウッズはそこからまさかの3パットでパー。本人もがっくり来たろうが見てる方もがっくり来た。ウッズはそれでもまだ勝つ気があるなら続く15番パー5でバーディは必須だったが、そこもティ・ショットをバンカーに入れて刻んでいくしかなくなり、結局パー上がり。最後のチャンスも潰えた。しかし16番でグリーン下からピンに絡めて止めたフロップ・ショット、17番でこちらもきちりとスピンをかけて止めた40フィートのバンカー・ショットなんかはさすがウッズならではで、解説のピーター・ウースターハウスも誰でもができるショットではないと絶賛していた。しかしこの日はアイアンの距離感が今一つで、毎回カップまで40フィート残していたんではバーディは奪えなかった。


11アンダーのオヘアに届く可能性のあるのは10アンダーで18番を迎えたグローヴァーしかなかったが、グローヴァーは第2打をグリーン・オーヴァー、第3打のチップはカップまで4フィートと外し、オヘアのツアー3勝目が決まった。ワトソンとグローヴァーが10アンダーで2位、9アンダー4位がウッズ、8アンダー5位がジョナサン・バード、ミッケルソン、ティム・ペトロヴィク、テッド・パーディ、イアン・ポールター、ジェイソン・ダフナーが入った。終わってしまうといったんは戦線から完全に脱落したかに見えたミッケルソンが最終日5アンダー67と盛り返し、ちゃんとウッズに1打差の8アンダー5位にいることに感心する。







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