一人で勝手にノミネートして授賞して盛り上がる個人的アカデミー賞の第16回。  



作品賞 (Picture)  


  1. Everybody Knows (誰もがそれを知っている) 

  2. Midsommar (ミッドサマー) 

  3. 1917 (1917)  

  4. Once Upon a Time in Hollywood (ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド) 

  5. Parasite (パラサイト 半地下の家族) 

 

昨年も、アメリカでは公開の遅れた「ラブレス (Loveless)」と「ハッピー・エンド (Happy End)」を候補に入れたいと思ったが、今年も同様に「誰もがそれを知っている」が遅れて公開された。私が個人的に選んでいるんだから、こういうのこそを選択しないとと思い直した。「アイリッシュマン」を入れてないのは、どうしてもスコセッシのかつての作品と比較してしまうから。今回は完全に作品世界に没入した作品として、「誰もがそれを知っている」。 




監督賞 (Director)  


  1. アリ・アスター「ミッドサマー」    

  2. ノア・バウムバック「マリッジ・ストーリー (Marriage Story)」 

  3. アスガー・ファルハディ「誰もがそれを知っている」 

  4. トム・フーパー「キャッツ (Cats)」 

  5. ポン・ジュノ「パラサイト 半地下の家族」 

  6. サム・メンデス「1917」 

  7. マーティン・スコセッシ「アイリッシュマン (The Irishman)」 

  8. クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」  

 

敢えてフーパーを入れてみたりした。しかしここはこちらをあっと言わせたメンデス。 

  



主演男優賞 (Actor)  


  1. ロバート・デニーロ「アイリッシュマン」、「ジョーカー (Joker)」 

  2. レオナルド・ディカプリオ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 

  3. アダム・ドライヴァー「デッド・ドント・ダイ (Dead Don’t Die)」、「マリッジ・ストーリー」、「スター・ウォーズ: スカイウォーカーの夜明け (Star Wars: The Rise of Skywalker)」 

  4. ホアキン・フェニックス「ジョーカー」 

  5. マティアス・スーナールツ「ザ・ムスタング (The Mustang)」 

 

フェニックスは前回も「ビューティフル・デイ (You Were Never Really Here)」でノミネートさせていた。今回は文句なし。 

 



主演女優賞 (Actress)  


  1. ペネロペ・クルス「誰もがそれを知っている」、「ペイン・アンド・グローリー (Pain and Glory)」 

  2. スカーレット・ヨハンソン「マリッジ・ストーリー」 

  3. フローレンス・ピュー「ミッドサマー」 

  4. カヤ・スコデラーリオ「クロール (Crawl)」 

  5. ミシェル・ウィリアムズ「アフター・ザ・ウェディング (After the Wedding)」   

 

昨シーズン、ピューのダンスのシーンほど印象に残ったシーンは他にない。 




助演男優賞 (Supporting Actor)  


  1. ビル・キャンプ「ダーク・ウォーターズ (Dark Waters)」、「ジョーカー」

  2. ブルース・ダーン「ザ・ムスタング」 

  3. ロバート・パティンソン「ハイ・ライフ (High Life)」、「ザ・ライトハウス (The Lighthouse)」 

  4. ジョー・ペシ「アイリッシュマン」 

  5. ブラッド・ピット「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」、「アド・アストラ (Ad Astra)」   

 

ヴェテランの粋に達してきたピット。 




助演女優賞 (Supporting Actress)  

 

  1. ジュリエット・ビノシュ「ハイ・ライフ」、「冬時間のパリ (Non-Fiction)」 

  2. アナ・デ・アルマス「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 (Knives Out)」 

  3. ローラ・ダーン「ウェディング・ストーリー」、「スノー・ロワイヤル (Cold Pursuit)」 

  4. リリィ・ジェイムズ「イエスタデイ (Yesterday)」 

  5. オリヴィア・ワイルド「リチャード・ジュエル (Richard Jewell)」  

 

同じくヴェテランの味でダーン。父には上げそこねたけど。 




脚本賞 (Original Screenplay)  


  1. ノア・バウムバック「マリッジ・ストーリー」 

  2. アスガー・ファルハディ「誰もがそれを知っている」 

  3. ライアン・ジョンソン「ナイブズ・アウト」 

  4. ポン・ジュノ「パラサイト」 

  5. クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」 

 

いかにもオリジナルのタランティーノ。 




脚色賞 (Adapted Screenplay)  


  1. スティーヴン・ザイリアン「アイリッシュマン」 

  2. J.J. エイブラムス、クリス・タリオ「スター・ウォーズ: スカイウォーカーの夜明け」 

 

あれだけの世界をまとめたエイブラムス/タリオ。  

 



実写短編賞 (Live Action Short) 


  1. A Sister  

  2. Brotherhood  

  3. The Neighbors' Window  

  4. Saria  

  5. Nefta Football Club 

 

「Brotherhood」の主人公の父の顔なんてとてもいいし、「The Neighbors’ Window」の作り方もうまいと思うが、途中で展開が読めてもやっぱり「Nefta Football Club」を選んでしまう。 












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ごくごく個人的なアカデミー賞    (2020年2月)

 
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