一人で勝手にノミネートして授賞して盛り上がる個人的アカデミー賞の第12回。





作品賞 (Picture)


  1. オデッセイ (The Martian)

  2. レヴェナント: 蘇えりし者 (The Revenant)

  3. ボーダーライン (Sicario)

  4. スポットライト 世紀のスクープ (Spotlight)


映画を見るエキサイトメントを改めて確認させてくれた4本。しかし事実上今回は「レヴェナント」と「スポットライト」の一騎打ちだ。私が選ぶのは「スポットライト」。




監督賞 (Director)


  1. J. J. エイブラムス「スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (Star Wars: The Force Awakens)」

  2. アレハンドロ・イニャリトゥ「レヴェナント」

  3. トム・マッカーシー「スポットライト 世紀のスクープ」

  4. ジョージ・ミラー「マッドマックス -- 怒りのデス・ロード (Mad Max: Fury Road)」

  5. リドリー・スコット「オデッセイ」

  6. M. ナイト・シャマラン「ヴィジット (The Visit)」

  7. ドゥニ・ヴィルヌーヴ「ボーダーライン」


皆資格があると思うがヴィルヌーヴにあげるのは、「ボーダーライン」の持続するテンションの高さにしびれたから。




主演男優賞 (Actor)


  1. レオナルド・ディカプリオ「レヴェナント」


もしマット・デイモンが「オデッセイ」で実際に減量して痩せていたら、どっちにするか迷うところ。しかし今回はディカプリオ。演技というよりも体力耐久力勝負にしたディカプリオが受賞することに反対する者もわりといるということは知っているが、しかしここまでやると、やはり彼以外思いつかない。




主演女優賞 (Actress)


  1. シャーロット・ランプリング「さざなみ (45 Years)」

  2. シャーリーズ・セロン「マッドマックス -- 怒りのデス・ロード」


こちらはディカプリオ同様体力勝負に出たセロンと、微妙な表情で魅せるランプリングの争い。ここではランプリングにあげたい。




助演男優賞 (Supporting Actor)


  1. トム・コートネイ「さざなみ」

  2. ベニシオ・デル・トロ「エスコバル/楽園の掟 (Escobar: Paradise Lost)」、「ボーダーライン」

  3. ドーナル・グリーソン「エクスマキナ (Ex Machina)」、「ブルックリン (Brooklyn)」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、「レヴェナント」

  4. マーク・ラファロ「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン (Avengers: Age of Ultron)」「インフィニットリー・ポーラー・ベア (Infinitely Polar Bear)」、「スポットライト」

  5. マーク・ライランス「ブリッジ・オブ・スパイ (Bridge of Spies)」

  6. シルヴェスタ・スタローン「クリード (Creed)」


ラファロは「インフィニットリー‥‥」は主演だが‥‥。「ボーダーライン」のデル・トロも捨て難いが、ここでは出演作のすべてで脇らしい脇で作品を引き締めたグリーソン (とはいっても「スター・ウォーズ」はほとんど出番らしい出番はなかったが。)




助演女優賞 (Supporting Actress)


  1. アリシア・ヴィカンダー「エクスマキナ」、「戦場からのラブレター (Testament of Youth)」「コードネーム U.N.C.L.E. (The Man from U.N.C.L.E.)」


実はヴィカンダーは最も評価されている「リリーのすべて (The Danish Girl)」を見ていないのだった。しかし主演の「戦場からのラブレター」を含め、これだけあれば充分だろう。というか、「エクスマキナ」一本でもヴィカンダーにあげる。




脚本賞 (Original Screenplay)


  1. アレックス・ガーランド「エクスマキナ」

  2. ジョシュ・シンガー、トム・マッカーシー「スポットライト」


難しい題材を一級のエンタテインメントに仕立て上げた「スポットライト」のペアに。




脚色賞 (Adapted Screenplay)


  1. ドリュー・ゴダード「オデッセイ」


ここに「ルーム」も「ブルックリン」も入ってないところが私の趣味。




実写短編賞 (Short Film, Live Action)


  1. アヴェ・マリア (Ave Maria)

  2. デイ・ワン (Day One)

  3. エヴリシング・ウィル・ビー・オーケイ (Everything Will Be Okay (Alles wird gut))

  4. ショク (Shok)

  5. スタッタラー (Stutterer)


実際の上記ノミネート作品から私が選ぶのは、エモーションの強さで「ショク」か、作り方の巧さで「スタッタラー」か。うーん、「スタッタラー」かな。










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ごくごく個人的なアカデミー賞    (2016年2月)

 
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