プレイ前から調子が悪いと伝えられていたタイガー・ウッズが、本当に膝も悪くて初日フロント・ナインを絶不調でプレイした後棄権。棄権でニューズになるところがウッズと言えるが、しかし、本当にソウグラスとは相性がよくない。


プレイの方は3日目にまるでハリケーンのような悪天候で一時順延し、第3ラウンドを終えたのは日曜朝。その時点で12アンダーで首位はグレム・マクドウェル。11アンダー、K. J. チョイとデイヴィッド・トムズ、9アンダー、ジェイソン・ダフナー、デイヴィス・ラヴ3世、アーロン・バッデリー、ルーク・ドナルド、スティーヴ・ストリッカー、ニック・ワトニーと続く。


最終ラウンドはトムズが一時14アンダーまでスコアを伸ばして後続に2打差つけるが、バック・ナインでもたついてチョイに肉薄される。後半水が絡むソウグラスは、1打や2打のリードくらいでは何が起こるかわからんからなと思っていると、その16番パー5でトムズが第2打を池に落としてボギー、チョイに並ばれる。チョイは続く17番パー3でバーディでついにリードして単独首位。しかしトムズは18番パー4で10フィートのバーディ・パットを沈める。チョイも4フィートのパー・パットを沈め、13アンダーの二人のプレイオフになった。


17番でのプレイオフは、ティ・ショットをカップまでチョイが25フィート、トムズが15フィートにつける。チョイのバーディ・パットは3フィート、オーヴァー。トムズのパットはカップをかすめる入れ頃のパットだったが、4フィート・オーヴァー。しかも返しのパットを外してしまう。チョイは3フィートを沈めて勝った。


11アンダー3位にポール・ゴイドス、10アンダー、ドナルドとワトニー、9アンダー6位にジェイソン・デイ、ハンター・メイハン、J. B. ホームズ、アルヴァロ・クイロス、ダフナー、バッデリーが入った。 5年間勝ち星のないトムズ、しかもそれまでトムズが勝つ時はいつも大差の大味で、久しぶりに競ったと思ったら負けてしまった。負けたトムズも悔しそうだったが、そっくりの息子も泣いていた。








 

プレイヤーズ・チャンピオンシップ   ★★★1/2

2011年5月12日-5月15日、フロリダ州ポンテ・ヴェドラ・ビーチ
TPCアット・ソウグラス

 
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